数日前にドキュメンタリー映画「WILL」を観てきました。
俳優・東出昌大さんの狩猟生活にフォーカスした、ある意味人間ドラマとも言えるでしょうか。
- 監督・撮影・編集:エリザベス宮地
- 出演:東出昌大・服部文祥・阿部達也・石川竜一・GOMA・コムアイ・森達也
- 音楽・出演:MOROHA
- プロデューサー:高根順次
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- 私は、昔からドキュメンタリー映画が好き!
- この映画をひとりで観に行ったのですが、観る決心するまでに、全裸で頭から冷水をかぶるくらいの覚悟が要りました。笑
- モザイクなしで、動物が銃殺されたあと解体されるシーンが容赦なく描写され、露出されるからです。(事前情報確認w)
- 私、それを見る勇気あるかな?
- 目を覆いながら観ればいいかな?
- 脳内迷走するなか、やっぱり観たい!
- エリザベス宮地さんが切り取ったドキュメンタリーをどうしても観たい!!・・と、なりました。
- これまで藤井風さんの数々のドキュメンタリーを見てきて、私はただ単にザベスさんの映像が好きなのです。
- 狩猟と東出昌大さんに興味があるわけではなく、ザベスさんの撮った映像が観たい!!・・という動機と共に、ザベスさんの人間性もとても興味深いから。
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動物を愛しベジタリアンである藤井風さんとは対極にある猟師(狩猟)をどんな風に描き出すのか?・・ザベスさんが意図しているものは何なのか?・・そこが知りたい!!そんな思いでした。インスタライブ等もほぼ観ていました。
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ところが・・
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映画を観終わってからは、私の観点と思考は全くもって変わりました。
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東出昌大という人間にも興味が湧いてきました。なぜでしょう?
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なぜだかありのままで憎めない人間性、不思議と人が寄ってくる人間性・・なのか?馬鹿正直なのか?・・飾らない人間くささが露になっていました。
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エリザベスさんだからこそ、そういう部分を引き出し、切り取ることが出来たのだと思いますが・・。信頼関係でしょうね?
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(語彙力ゼロのわたし、上手く伝えられないのが悔しい・・)
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- 映画はザベス監督が1年以上かけて、450時間もカメラを回した中のたった2時間20分です。
- 一般的には、上映時間140分というと長いな~と感じるもしれませんが、
- 『これは色んなシーンを削って削って、削り倒したほんの一部なんだ!』と思いました。
- そういう意味でも、この140分に凝縮された監督の編集は、天才的だと思いました。ワンカット、ワンカットの繋げ方が本当に素晴らしいと思います。インタビューも絶妙なのです!
- 一言で言うと、いい意味で「人間くささ」が、これでもか!というほど伝わってくる映画した。
- わたし、不覚にも泣きました。
- (文章が乱雑、散らかり放題、思いのまま書いています)汗
- 動物の残酷なシーンで目をつぶったのは、最初の内臓が露になる一瞬だけで、あとはクールに観られたと思います。
- とはいえ、やはり覚悟が必要でした。
- 俳優である前に、猟師である前に、週刊誌の記者である前に、職業など全く関係なく、
- 全ての登場人物がどうしようもなく「人間」でした。
- そこには様々な人間模様も、複雑な人間関係も赤裸々に描かれていて、とにかく私の印象では「人間くささ」が残りました。
- そんなエピソードや、そんな情景まで映しちゃうの?そんな表情まで?っていう・・
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そして、まさかのまさかの「泣き」です。
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「WILL」を観て泣くなんて、微塵も思ってなかったのに、気づいたら泣いていました。
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中盤のあるシーンで・・
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慌ててバッグからハンカチを取り出しました。
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同じ場面で、通路を挟んで隣の隣の席の方(男性)が、すすり泣きしていました。(花粉ではないはず)
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胸にズシーンとくるシーンがありました。
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東出昌大という人間を別な角度から見た時に、バチッと重なるMOROHAの音楽が流れ、氾濫しそうな河川が崩壊したような・・何とも言えない気持ちが溢れだしました。
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それは、また改めて書かせてください。
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♪「命の不始末」by MOROHA
UKさんのギターがまたいいのです ♪
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完全菜食(主義)男性の「WILL」鑑賞後の感想です。貴重なご意見として見ていただきたいです。説得力があるし、私も同じような感想を持ちました。特に最後のMOROHAの音楽の部分も。
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↓ ↓ ↓
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帰りの電車の中で、色々と考えさせられました。
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「人間の性・サガ」
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「生きとし生けるものの性・サガ」
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私は毎日何を食べ、何を着て、どんな靴を履いて、どんなバッグを持っているのか?
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食生活は当然の如く、生物の犠牲のもとに生かされている。
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生物の命からエネルギーをもらって、その恩恵を受けながら生きている。
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私は、牛革の靴やカバン、財布まで使用している。そこに至るまでの過程を想像もせずに。
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上辺しか見ていない。自分の愚かさに気づかされる。
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東出さんや映画に登場する猟師に限らず、世界中でその動物たちを殺める仕事(人間)が存在すること。
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その動物たちを解体する職業の人がいること。
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それ無しに、青果ですら私たちは十分に食すことが出来ない現実があること。
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私たちが生きるために、死にゆく生きものがあるということ。
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やはり、生きとし生けるものの性なのか、摂理なのか・・
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心の中の波紋は広がっていきます。
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生きる意味を考え続ける東出昌大・・
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その姿を追い続けるエリザベス宮地・・
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全く纏まりません。
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答えが出ません。着地点も分かりません。
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撮っ散らかった感情や思考がもう少し落ち着いたら、また書かせていただこうと思います。
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気分を変えて、最近の写真を♪
- 先週のスカイツリー
- 意気揚々と咲いていました
- 最後までお付き合いいただき
- ありがとうございました