藤井風ドキュメンタリー②重要ポイント「人はどうしてライブに行くのか」 | 風ゆくままに~Windy Rhapsody~

風ゆくままに~Windy Rhapsody~

風ゆくままに、成るがままに・・
2021年より藤井風さんの音楽を聴くようになり
彼の音楽性、人間性、精神性に魅了される日々
風さんを中心にした音楽ネタを綴ります

  • 2023/07/12発売になったBlu-ray
 
Fujii Kaze 
LOVE ALL SERVE ALL

 STADIUM LVE 

202210.15-16 Panasonic Stadium Suita

 

 
 
 
あれから更に数回視聴して、見えなかったことが更に見えてきて、学びの多いこと!多いこと!!
 
なので、1回や2回では私の胸熱な思いは書ききれそうにありません。
 
 
本編全体を通して、感動的な描写も多々あり、シリアスで涙するシーンや、ツボに嵌る爆笑シーン等、ふつうの感想を書きたいのですが
 
風さんの生きてきたルーツのような・・
 
「藤井風」という人をもっと掘り下げて
ここを消化しないと、先に進めそうにありません。
 
 
断片的になりますが、先ずは、私の中の重要ポイントを書かせてください。
 
 
 
 
 
 
ここからは、ネタバレありになります。
NGの方は、ここで引き返してくださいね。
 
ご訪問ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
2022/05/19
alone at home LIVEの初日
 
ライブが終わった後のエリザベス宮地さんインタビューです。
 
風さんが疑問に感じている・・彼自身の問いについて
 
(風さん)
もうホントに、ライブに一回も観に行ってない
人のライブっていうものに、殆ど 
お金を払って行ったことが一回もない
 
生で見たい、生で会いたいと思うんすね?
好きな人に、好きなアーティストに・・
その感覚があまり分からん・・
ダメっすね!?ほんと
 
なんでライブに来とんでしょー、人は?
 
ア・ハハ・・ザベスさん小さく苦笑い)
 
人はなんでライブに行くんやろね?
 
 
ザベス宮地さんのナレーションのとおり
人はどうしてライブに行くのか
それは同時に
自分はどうしてライブをするのか
という問いでもあった。
 
このキーワードについて、私の中に引掛かりがあって
頭の中でグルグルしていました。
 
正直私は、えっ?風さん?そうなの?
って最初は意外に思ったのです。
 
 
生前マイケル・ジャクソンも言っていました。
LIVEに来るファンは、みんな非日常を求めている。だからライブでは日常を忘れられる世界観をつくらなければならない・・ような事を。
 
 
人はどうしてライブに行くのか
 
 
結論から言うと、簡単です。
そんなの決まっています!
 
そのアーティストが好きだから、
生で聴きたい!観たい!
そのアーティストに生で会いたい!!
非日常の世界観に浸りたい!一体感を味わいたい!
お金を払ってでも行きたい!ライブを観たい!楽しみたい!!
 
と、ファンであれば
普通にそんな風に思うでしょう?
 
少なくとも私はそうです。
そうして、数々のライブを観に行きました。
 
 
ですが、風さんにはその感覚が分からないと言うのです。
そういう人の気持ちが理解できないようなのです。
 
なぜなら、自分がその感情を抱いたことがないから。
 
なぜ?って・・最初思ったのですが、
これはもう藤井風の原点に戻るしかない。

と、私がそんな思いに至ったのは、

6/10の alone at home LIVE名古屋公演のこのシーンでした。
 
 
 
風さんは、ピアノの前で
中日ドラゴンズ、落合博満、この人」と言って小さなポスターを広げます。
はい、なかみちドラゴンズと言いました。笑
 
すかさず(でもないかな?)ザベスさんがフォロー
あ、それねなかみちドラゴンズじゃないから
ちゅうにちドラゴンズだから
と返し、客席が大爆笑、大拍手します。
(ナイスつっ込み!)
 
間違いを指摘されて、恥ずかしそうにする風さんは至ってキョトンと真顔で
なかみちって言っちゃったちゅうにち
と、一見まじめに聞き返します。
 
 
そして、ステージ終わりに衣装を脱ぎながら、舞台裏?でずっずさんと山田ダッチ監督と3人で笑い話をしているようなシーン。
 
 
この下りを見た時に、すぐに思ったのです。
そうだった!
風さんは、みんなが知っているような常識とか、俗世界に生きてきた人ではなかった、と。
ひたすら音楽の世界に生きてきた人だった、と。
 
 
幼い頃から音楽漬けの生活をして、ひたすらピアノと向き合ってきた風さん。
誰かの音楽、アーティストに魅了されて、ライブに行きたいという感情は生まれなかったのでしょうね!?
 
それよりコードオタクでありコード職人の風さんは、魅了された音楽を自分のものにする、吸収する、自分で演奏するという・・あくまで、自分が奏でる人、それが藤井風という人。 
 
 
ずっずさんもいつかのダイアリーや、NHKスペシャルでも暴露していましたね!
風は音楽以外のことには何にも興味がないから、洋服だって何でもいい、パンツも靴下もビリビリ、そんなことはどうでもいい・・ようなお話をされていました。
 
 
今回のドキュメンタリーでも、
「僕と藤井風と青春病」のお誕生日の手紙文で
藤井風の日常生活においてはずっこける事が多いのだが、常に感謝する姿勢、常に勉強する姿勢、常に吸収する姿勢にはいつも尊敬の念しかない。と書かれていました。
 
日常生活においてはずっこける事が多い」と。
 
 
aahTの最終公演・・本番中にコンタクトが入ってないことに気づき「スタッフさ~ん」と助けを求める。急遽届けてもらう。ステージ上でコンタクトを装着する・・こんな一件とか(笑)他にも色々ありましたね・・w
 
 
 
そうです!
音楽以外のことには目が向かないのです。多分。
(私の勝手な想像です、違ってたらごめんなさい)
 
風さんは、音楽の神様に愛されて、音楽の申し子のように生まれてきたのでしょう!
 
私たちが考える通常とは、かけ離れている
と認識している事を思い出しました。
 
 
 
例えば、有名な映画の一件。
21歳になるまで映画館に行ったことがなかった風さん。。
 
人生で初めて映画館で映画を観た。21歳で。笑
 
 
 
2019/01/04
ボヘミアンラプソディを観に連れてってもらい
あげぽよ!を連呼してたのかな(笑)
 
 
 
2019/08/28 人生初のマックシェイク. 22歳
 
 
 
高校ジャージでラフォーレ原宿へ
 
2019/11/12だったかな?
(曖昧でごめんなさい)
 
 
これが風さんです!!
 
 
さて、思い出し画像を貼ってみましたが、
やはり風さんは「音を奏でる人」なのでしょう。
それ以外のことには疎い。興味がない。
風さんの身体の中には、常に音楽が流れているのではないでしょうか?(特に絶対音感の持ち主にはあるある案件?)
 
 
 
 
 
 
人はどうしてライブに行くのか
それは同時に
自分はどうしてライブをするのか
  
 
 
この半年間のドキュメンタリー映像で、風さんにも変化が見られます。
 
 
6/17  凄く盛り上がったという手応えを感じた盛岡公演が終わった後、楽屋でずっずさんが風さんに伝えます。
 
ライブでリアルで見た人って、めちゃくちゃグサッと刺さるから、今日とかも見ながらめっちゃ刺さった人がいるなと思った時に、
生で見たら、いい意味の一生の傷になる・・
 
「なんでわしこんなライブせなあかんねん?」てよく言うけど
あなた、それ向いていますよ、と思った。
 
その言葉を風さんは、真剣な眼差しで聞いていました。
 
 
 
7/10 宮崎公演からコロナ罹患で入院・5公演延期
(11日間の休養)
 
7/21 再開、広島公演にて
 
スタッフ皆さんへの最初の挨拶
しっかり人生の休息をいただきました。
ご不便をおかけしまして、心配をおかけしまして、すみませんでした。
ライブが出来る事がこんなにも有難い事だったのだと気付かされました。
 
 
ザベスさんの絶妙な質問)
風くん、宮崎で今日ライブ出来なくなった時は、どういう気持ちだったの?
 
初めて、、ほんとに初めて、
えっ?ライブしたいんだけど!
思っちゃった。
自分にそういう気持ちがあったことが驚いたし・・
 
自分は沢山の人に心配してもらえて幸せな立場だけど、一人でコロナにかかったり一人で耐えてる人は、ほんとに孤独やったやろなーと思ったし、そういう人の為に、何か支えになることをしないとなーと思った。自分が出来ることはそれかなと。(要約)
音楽どころではない時は、考え方とか何か支えになるきっかけを作れたらと思う・・というような事を話していました。
 
 
 
その後、8/13に急遽
コロナで欠場することになったVaundyの代打出演を受け、
北海道の音楽フェスRISING SUN EZOへと向かいます。
 
 
これは、風さんの「いいっすよー!」の一声で決まったようですが、風さんはライブに対して前向きになっていたという現れでしょうか・・?
それとも何かポジティブな直感のようなものが働いたのでしょうか?
 
 
ここでも、たった1日で4組のアーティスト、全部で7曲のカヴァーを仕上げます。どれだけの練習と努力があったことか!!!
 
練習のシーンや裏舞台までは、流石に映像はありませんが、これは天才的な音楽スキルを持つ風さんだからこそ実現したわけで、他の誰にも叶わなかった事だと思います。
 
 
そんな風さん、やはり普通のモノサシでは計り知れない人材であり、逸材なんですよね!?
 
 
 
 
 
10月のパナスタLIVEを迎えるまで、風さんの歩みは続きます。
 
インドでの体験、その波動を高く保ったまま、私たちにライブを届けようと注力してくれます。
 
その過程で、風さんのライブに対する思いに変化が・・。
Blu-rayを観た方は分かると思います。 
 
  
5/19の風さんとは別人の"Fujii Kaze"が存在していました。
 
 
 
人はどうしてライブに行くのか
それは同時に
自分はどうしてライブをするのか
 
 
音楽への愛、風さんのピュアな思い・・その言葉たちを並べると長くなりそうなので、また機会をみて書けたらと思います。
 
 
なかなか着地点に辿り着けなくて
中途半端でごめんなさい。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪