秒速5センチメートル | 万土花草紙 ~話したいこと、たくさん~

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↓ネタばれ含む感想です。内容を知ってもいい人だけ読んでね。

 

 

前から気になっていた『秒速5センチメートル』を見ました。

 

新海誠監督作品を見るのは『言の葉の庭』に続いて2作目です。

 

新海誠監督って同世代なんじゃないかなぁって

感じてたんだけど、調べてみたらやっぱりアラフィフでした。

 

何ていうか、感覚が近い感じがして。

 

『言の葉の庭』もそうなんだけど、とにかく映像が綺麗。

 

『言の葉の庭』は雨、『秒速5センチメートル』は桜と雪。

 

『秒速5センチメートル』は見ると、

心がやられるというような話を聞いたことがあります。

 

う~ん、好き嫌いは別れるかもね?

 

貴樹と明里という二人の恋が軸になっているのだけれど

明里は今現在を生きていて

貴樹は過去の夢と恋を引きづっているように見えました。

 

でも最後に貴樹は忘れられなかった恋は手放せたんじゃないかな。

 

『秒速5センチメートル』は3部作で、その中に

貴樹に片想いしている花苗という女の子のエピソードがあります。

 

花苗ちゃん、とてもいじらしいです。(´;ω;`)

一生懸命なのが本当によく分かる。

 

でも好きな人が物理的にはこんなに近くにいるのに

心はとんでもなく遠いということを実感してしまった絶望感たるや……。

 

花苗ちゃんにはなりたくないと思ってしまいました。

(花苗ちゃんゴメンナサイ)

 

結局、明里と貴樹もハッピーエンドにはならないのだけど

それが現実というものですよね。

 

現実はそんなに甘くないし

もうあの頃には戻れない、ワンモアチャンスはないということを

突きつけられるから、この作品を観ると人はつらくなるのでしょう。

 

私が一番印象に残ったのは

明里が引っ越してから、貴樹と再会して

再び別れる時、もう二度と会えないことを二人はどこかで

分かっていたシーンです。

 

どうしようもないこともあるよね。

 

胸が痛くても生きていくしかない。

 

私もかつて13歳だったなぁと懐かしく思ったと同時に

いつのまにか、ずいぶん大人になってしまったものだと

気付かされた作品でした。

 

 

 

 

 

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