Arai | 万土花草紙 ~話したいこと、たくさん~

万土花草紙 ~話したいこと、たくさん~

オノまどかの日々の気付きやお知らせを綴っています。
ふと目をとめて下さった方、いつも読んで下さる方、ありがとうございます。

今日はちょっと勇気を出して

今までふれずにいたことを書こうと思います。

 

大学の卒業論文

私は『セクシャリティの社会学』というタイトルで書きました。

 

セクシャリティと銘打っているものの

主な内容はジェンダー(社会的性差)についてでした。

 

なぜ、そういうテーマを選んだのかというと

きっかけがあるのです。

 

学生当時、深夜TVを何気なく見ていたら

ノンフィクション番組にレズビアンの方々が出ていたのです。

 

私はどビックリしました。

 

今でこそ、レズビアンのYouTuberさんは沢山いらっしゃいますが

私の学生時代といえば、昔々のことです。(;^ω^)

 

いわゆるオネエやニューハーフの皆さんは

TVで見たことありましたが

レズビアンの方は全く存じ上げなかったため

勝手に「いない」と思い込んでいたのです。

 

本当に失礼な話です。ごめんなさい。

 

レズビアンの存在に衝撃を受けた私は

そこから「セクシャリティ(性的志向)」や

「男らしさ、女らしさ(ジェンダー)」について

自分なりに考えて卒論を書き上げたのでした。

 

本当はそういう方々に直接お話を伺えると良かったのだけれど

ツテがなかったので、できる限り調べました。

(実際は存在していたのかもしれないけれど、周りでカミングアウト

している人はいませんでした。しやすい環境ではなかったかもしれません。

まぁ無理して言うことではないしね)

 

ここ数年『LGBTQ』という言葉を聞くことが多いかと思います。

知っている方も多いでしょうが、簡単に説明しておきますね。

 

 

L …… レズビアン、性自認が女性の同性愛者

 

G …… ゲイ、性自認が男性の同性愛者

 

B …… バイセクシャル、男女両方とも愛することができる

 

T …… トランスジェンダー、身体的な性別と性自認が一致しない人

 

Q …… クエスチョニング、自分の性別が分からなかったり

      模索中だったり、もしくは意図的に決めていない人

 

 

他にも「アセクシャル」といって、誰に対しても

恋愛感情や性的欲求を抱かない人もいます。

 

アセクシャルって、きっと今まで

淡泊と言われてきたタイプでしょうね。(^_^;)

冷たいわけじゃなくて、そういうセクシャリティなだけなんだけど。

 

LGBTQについて、何で私が

こんな小さな日記にも書けなかったかというと

当事者じゃないのに書いたら悪いかなと思っていたからです。

 

過去に女の人に憧れたことはあるけど

同性愛者の方からすれば「それは違う」のかもしれないし

「異性愛者のあなたに何が分かるの?」と

言われてしまうかもしれない。

 

そう思うと、何となく書けませんでした。

 

でも、子供の頃、人と違う感じ方をしていても

「みんなと同じじゃなきゃいけない」と本音を飲みこんで

普通になろうとしてきた私には

「マジョリティが苦しい時がある。マイノリティが認められればいいのに」

という思いがあるのです。

 

例えば、私がいま住んでるエリアは

夫婦+子どもという家庭が圧倒的多数です。

 

(そういうご家庭にも、外からは見えづらいだけで

もしかしたら、いろいろ事情があるのかもしれないけれど)

 

でもその中に夫夫や婦婦がいたって

本当はおかしくないわけです。

 

世の中にはいろんな意見があるだろうけど

私は同性婚に賛成です。

 

自分の性自認や性的志向に関係なく

セクシャルマイノリティにフレンドリーな人のことを

Ally(アライ)というそうです。

 

私はアライです、と、ずっと言いたかったのでした。(o^―^o)

 

※この日記を読んで、もし気を悪くした方がいらっしゃいましたら

すみません。

 

 

今日の日記の画像は、あやめ祭りで撮った

あやめの写真でした。