広島と聞いて思い浮かぶのは、厳島神社
そして、原爆じゃないかなぁと思います。
私は長崎も沖縄も旅したことありますが
気になりつつも
じかに戦争の傷痕にふれたことはありませんでした。
写真でしか見たことのない原爆ドーム。
夏になると、式典で花を手向けられる映像が
TVで流れる慰霊碑。
実際に歩いてみると、ああ、ここがそうかと
リアルに知っている場所になります。
「原爆の子の像」といって
折り鶴が捧げられている場所があるのですが
修学旅行生と見られる小学生たちが
学校ごとに並んでいて、次々に歌や黙とうを捧げていました。
いまを生きている子供たちが過去に戦争で亡くなった子供たちを
慰めているのですね。
その姿を外国人観光客たちも見守っていました。
広島平和記念資料館では、原爆が落とされた時の様子が
CGで分かりやすく展示されています。
オバマさんから贈られた折り鶴もありました。
でも、全身やけどや白血病で亡くなっていった方々の写真や
ボロボロになった衣服、遺品が何よりたくさんあります。
戦争に勝つんだ! と思い込まされ
子供たちまで戦争関連の仕事をさせられ
挙句の果てに原爆で殺されて。
いま、ここは平和な記念公園になっています。
お茶を飲んだり、散歩したり、笑っている人もいる。
でも、私達が生まれる前、知らない時に
ここでは大変なことがあった。
資料館ではヒューッと心が原爆投下当時にタイムスリップして
泣きたくなりました。
痛みを忘れないための場所ですね。
悲劇をくりかえさないために。
大人も子供も、日本人も外国人も一生に一度は
足を運んだ方がいい場所だと思います。
平和記念公園で画像は撮らなかったので
代わりによしうみバラ公園のバラを。
旅日記は続く。
