猫のいない冬を迎えています。
十三夜の月のきれいな晩、愛猫ひめが逝きました。
享年18歳。
最期まで苦しげな様子は人に見せず
プライドの高い猫らしい生き様でした。
目がよく見えなくなってから二ヶ月
老化現象が進むのが早かったです。
亡骸も自慢のシッポがふさふさと柔らかく
まるで眠っているだけのよう。
火葬場でも、本当はまだ生きてるんじゃないかと
何度も思いました。
洗いざらしのひめ愛用のピンクのティンカーベルの
毛布にくるまり
大好きだったチーズとレトルトパウチの猫ごはんを
お棺に入れて一緒に天国に送りました。
亡くなる前、ごはんには口をつけなかったのですが
私の手のひらにのせたチーズだけは食べたのです。
それがひめの最期の食事になりました。
こうやってPCに向かって日記を書いている時
よくPCの後ろにお尻をくっつけて
丸くなっていました。
ひめのごはんとトイレ掃除のために
家族でローテーションを組み
出かける時には、ひめに「いってくるね」と声をかけ
帰ってきた時には、名前を呼びながら
猫の姿を探すのが日常。
ひめの愛用品はすぐに片付けました。
見ると「どうしてここにいないんだろう?」と
喪失感が募るからです。
母を自宅介護していた際には
自称にゃんこヘルパーとして
母の見守りを担当していたひめでした。
夫がヘルニアで自宅療養していた際には
にゃんこヘルパーというより
朝の5時半頃「ごはんはまだか?」と
腰が痛くて動けない夫を起こしていたようですが。(;^_^A
具合が悪くなってからよりも前の元気だった頃のひめを
本人(猫)がいなくなったせいか
思い出しています。
ひめよ、いままでそばにいてくれて本当にありがとう。
ひめがいてくれたおかげで楽しかったし
家族全員癒されました。
天国でお母さん猫のチンチラやお父さん猫の野良
先に虹の橋を渡った兄弟猫たち
うちの亡き母に再会できたことでしょうか?
あなたが先に逝くのは仕方がないと
頭では分かっていても
感情はそう簡単に割り切れません。
でも心配しないように。
猫は猫の魂でつながっているでしょうから
これから他の猫ちゃんをなでた時に
天国のひめにも
私の手の温もりが伝わっていくと信じています。
ひめに会えてよかった。
永久にあなたを愛しています。



