ミステリー小説「翼ある者」番外編 イカロスの飛翔 第三章 暗闇からの脱出 テルーの唄 ① | 銀河の渚 Dreamscape

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地上に舞い降りた天使 
かすかに聞こえる羽音
羽が風に舞うその瞬間
Dreamskape 
プロローグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真:イ・ミンホ イメージ:音楽プロデューサー ユン・ソンジェ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マイケルをこちらの世界へ

戻すことは出来たが、

これからが実は正念場だ」、

とルーカスはソンジェに言った。

 

「一度死のうとして

失敗したと思わせるか、

生きていられて幸せだと

思わせられるか、

それは周囲の人間しだいだ」

とルーカスはソンジェに言った。

 

「マイケルには何か

新しい希望が必要なのだが、

思い浮かぶものはないか?」

 

それはマイケルの心を

癒やしつつ、

新しい希望をもたらすもので

なければならなかった。

 

「治療で絵を書かせてみたり、

いろいろ試してみたが、

これと言った効果が

見うけられないんだ。

心配だ」

 

「少し時間をくれ、考えてみる」

とソンジェはルーカスに

言ってはみたが、

なかなか良いアイディアは

思い浮かばなかった。

 

困り果てたソンジェは

気分転換に

音楽を聞くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽を聞いているうちに、

ソンジェはあることに

気づいた。

 

すべての面で実力が、

グループの誰よりも

優れていたマイケルを、

メインボーカルではなく

バックダンサー扱いできた

理由である。

 

グループのリーダーは

グループの曲のほとんどを、

作詞作曲していた。

 

そういう場合、

普通に作曲者権限で

メンバーのパート割りを

自由に決めることができる。

 

その結果、彼は

パフォーマンス力では

マイケルよりも

圧倒的に劣りながらも、

センターポジションを

自分のものにできたのだろう。

 

そしてマイケルの才能を

妬んでいたから、

一番目立たないポジションを

マイケルに与えたのだろう。

 

作詞作曲が出来ないこと、

それがマイケルの

唯一の欠点であり、

負い目だったのだ。

 

 

「マイケルに作詞を

させてみるのはどうだろう?」

そう言ったのは、ソンジェだった。

 

「自分の感情を、

作詞することによって、

見つめ直すことが

できるかもしれない。

 

そして上手く行けば、

負の感情を

手放せるかもしれない」

 

「そうだな。いいかもしれない」

 

 

そのようにして、マイケルは

作詞作曲の手ほどきを

ソンジェから受けて、

作詞作曲をするようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このノートに、

思い浮かんだことや、

うれしかったこと、

悲しかったことを、

書けそうなときに

書くといい。

 

文字とは限らない。

絵を描きたかったら、

絵を描いても良いんだよ。

 

それが作詞の

第一歩だ。

 

作詞を大げさに

考えないことだ」

とソンジェはマイケルに言った。

 

ソンジェは音楽プロデューサーとして、

有名だったが、

昔は作詞作曲もする

アーティストだったことを、

マイケルは知っていた。

 

だからそのことばを、

素直を聞けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュウォン

 

キム・ボム

(写真:キム・ボム イメージ:練習生マイケル)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★「翼ある者」イカロスの飛翔 ★

第1章~第2章 まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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