昨日は急遽こちらへ行って来ました。
前にブログで、ラフマニノフの第18変奏がお気に入りと書いてから間もなくして、
こちらの公演が発表されたのです。
協奏曲3番よりも、パガニーニ狂詩曲の方が断然聴きたい![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
でも、いつもながら、
遠方+夜公演=日帰り不可のハードル高し…
一旦は諦めて、チケットは取らずでした。
でも、行きたい思いが波のように寄せては返し、取りあえずチケットだけでも取ろうと各サイトをみた時は、
もうほとんど残ってませんでした![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
せっかく遠方から行くので、席はどこでもいい、とはならなくて、再びあきらめ…
もうチケットは完売との噂でしたが、
公演10日前、サントリーホールのチケットのwebサイトをみたら、
なんと、ポツンと2席、1階のセンターブロックが残ってます![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
はい、手元が見える、私の大好きな位置です![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
これはもう行くしかない、とすぐに取りました![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
分かってたけど、ここで問題あり。
次の日の朝、家族は仕事のためいない。
梅雨時になって、室温のコントロールも難しい今日この頃、
うさ
を1人にするのが不安で、考えた結果、
![ネザーランド・ドワーフ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/456.png)
早朝の新幹線で帰ることにしました![新幹線](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/380.png)
![新幹線](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/380.png)
いつもは飛行機を利用するのですが、
そうすると、帰りが遅くなってしまうので。
サントリーホールに行くのは2回目。
前回は、コロナ禍の東京の閑散ぶりに驚きました。
もうすっかり日常を取り戻している東京に無事に着きました。
牛田智大 ラフマニノフを弾く
2023年6月6日(火)19:00
サントリーホール
ピアノ:牛田智大
指揮 :飯森範親
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
Program
ボロディン:歌劇「イーゴリー公」より
“ダッタン人の娘たちの踊り~ダッタン人の踊り”
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op. 43
~~休憩~~
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番
ニ短調 Op.30
いつもながらというか、今回は特にたくさんの感想がSNSに溢れていますし、
ご一緒したファン智さんの素敵なブログもあるので、私の方は簡単に。
飯森さんは初めて拝見したのですが、
全身からバイタリティーが溢れる方と感じました。
燕尾服の裏地とカマーバンドが暗めの赤で印象的です。
指揮はダイナミックにオケを操り、
その世界観に引き込まれます。
牛田くんも最近は共演が多いし、何かと気にかけて頂いているみたいですね。
そういう雰囲気が今回の公演で伝わりました。
そして、牛田くんも、タキシードを新調したのかな、ショール・カラー(へちま襟)のものでした。
腕のあたりにゆとりがあるのは、ピアニスト仕様なのでしょうか。
あたりまえだけどステキです![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
品格がだだ漏れ過ぎる
そういう私はかなり下品
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
私としたことが、恒例の靴チェックを忘れたのですが、もしかして、ピカピカ✨でしたか?
と、すっかりお姿に目を奪われる私ですが、演奏が始まると、もうほぼ手元しか見てないです。
今回は特に難曲だから、華麗なる指さばきに釘付けでした![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
何か複雑なあやとりでもしているかのようで、指が何本にも見えます。
ほんと、普段はボケ~と過ごしてる私なのに、なぜこんなに集中してしまうのか不思議です。
おそらく、仕事だったらこうはいかないですね。
パガニーニの狂詩曲は、始めは柔らかい音だったのですが、だんだんと色彩のように変化していきます。
そして、17番変奏の混沌とした世界から、18番変奏へ。
一筋の光が、差し込むように奏でられるピアノの音。
そこに、オケの音か重なって主題を演奏。
牛田くんのピアノは、力強い和音でオケを支えて、
やっぱり大人っぽくなったフレーズで、
心を揺さぶる。
もう極上のひとことでした![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
演奏が終わって、前半なのに凄い拍手とブラボーの声。
牛田くんも満面の笑みで、深々とお辞儀してました。
後半は協奏曲3番。
調律は牛田くんが信頼を寄せる佐々木修嗣さん。
調律のことは、さっぱり分からないのですが、
音は柔らかいから、力強く弾いてもうるさくなくて、
でも、ちゃんと音は遠くに聴こえてるのですよね。
オケの音に埋もれて、ピアノが聴こえないことがよくあるのですが、
今回は全くそんなことはなくて、素晴らしい音でした。
こちらでも力強く、軽快なリズムを奏でる手元に見惚れてしまい、
自分が弾いてる気分になって(弾けないけど)体が揺れそうでした。(前の席の人は揺れてました)
演奏後の牛田くんは、飯森さんと抱き合って、顔を埋めるような感じで、その光景に感動しました。
飯森さんは、これからも牛田くんを温かく見守り、指導して下さるのではないでしょうか。
アンコールは、ラフマニノフの前奏曲
第4番でした。
何か終わってしまうのが、本当に寂しかったです。
会場内はマスクをしてる人は多いけど、
アンコールボードも復活し、
コロナ禍のような重苦しい雰囲気もなくて、極上な演奏会でした。
やっぱりサントリーホールって特別なところですよね。
牛田くんの演奏は、いつでも、どこでも素晴らしいですが、
聴衆の集中度とかが半端ないです。
またぜひ来たいです![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
さてさて、演奏会が終わると、とたんに家に帰りたくなってしまう私。
ホテルでも、頭が冴えて全く寝付けず、
3時を過ぎた頃には、寝るのを諦めて、
早朝5時にはホテルを出ました![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
新幹線の乗り場はシャッターが閉まってました。
始発の新幹線は、出張であろうサラリーマンがたくさん。
その中におばさんがまぎれています。
こんな体験は、牛田くんの演奏会でないと味わえない。
束の間のキャリアウーマン(古い)気取りでした![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)