稽古〜2人の環(たまき)とバッハを歌う〜 | 桜田ゆみのオフィシャルブログ

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スペイン留学、オペラ歌手、漫才師を経て劇作家、脚本家、演出家となる。NHK-FM「オペラ寄席すぱげっ亭」脚本、スペイン生粋の舞台芸術サルスエラで文化外交を行う一般社団法人日本サルスエラ協会代表理事、文化外交アーティストとして国内外で活動中。

オペラ朗読劇「ある晴れた日に… オペラ歌手 三浦環物語」記事キラキラ

6月12日(木)の稽古ですグッド!



最後のシーン、環さんの昇天に関する事柄を朗読し、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をアンサンブルする場面です。

このあとの、わたくし桜田の役割は、歌い終わって、フェードアウトの時に…
手動で「チリンチリ~ン♪」と自転車のベルの音を鳴らす。。。という作業があります星

ラストのイメージは、台本を書く前から決めていて、自転車を颯爽と乗り回す、環の活発な青春時代と、世界で大活躍し大御所となりながらも、決しておごらず高ぶらず、自然体でいた陽気な環の晩年時代。
この二人の環の真ん中に、環本人の魂を乗せた年代物のアンティーク自転車を置く。。。



どこからともなく、ベルの音…

映像的にはロマンティックなぼかしが入って…そよ風がふわっとなびくイメージ。。。

んんん!舞台でどこまで表現できるかな!!

稽古は楽しく、でも時にシリアス(真面目)に、意見を交換し合い、そのセッションから色とりどりの表現法が生まれるのです。

NOよりYES  Well comeアップ
多田羅先生は演じる事が何より好きで、わたしは書く事が何より好き。
想像力を無限に働かせられる脚本は、舞台を!物語を!誠心誠意、愛しているからこそ書けるのです。

そして、ここにいる出演者は皆、それぞれ「宝」を持ち、「華」を持っていらっしゃいます。
それが結集し、結合し、化学変化も起こり… 皆様に愛される「美しい花」として、本番で見事に咲くのでございます。

シャクヤクの様。。。一輪で十分な存在感のある、大きな大きな花。。。



横浜西洋館「ベーリックホール」のシャクヤク