オペラ朗読劇「ある晴れた日に… オペラ歌手 三浦環物語」記事
6月12日(木)の稽古です
最後のシーン、環さんの昇天に関する事柄を朗読し、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をアンサンブルする場面です。
このあとの、わたくし桜田の役割は、歌い終わって、フェードアウトの時に…
手動で「チリンチリ~ン♪」と自転車のベルの音を鳴らす。。。という作業があります
ラストのイメージは、台本を書く前から決めていて、自転車を颯爽と乗り回す、環の活発な青春時代と、世界で大活躍し大御所となりながらも、決しておごらず高ぶらず、自然体でいた陽気な環の晩年時代。
この二人の環の真ん中に、環本人の魂を乗せた年代物のアンティーク自転車を置く。。。
どこからともなく、ベルの音…
映像的にはロマンティックなぼかしが入って…そよ風がふわっとなびくイメージ。。。
んんん!舞台でどこまで表現できるかな!!
稽古は楽しく、でも時にシリアス(真面目)に、意見を交換し合い、そのセッションから色とりどりの表現法が生まれるのです。
NOよりYES Well come
多田羅先生は演じる事が何より好きで、わたしは書く事が何より好き。
想像力を無限に働かせられる脚本は、舞台を!物語を!誠心誠意、愛しているからこそ書けるのです。
そして、ここにいる出演者は皆、それぞれ「宝」を持ち、「華」を持っていらっしゃいます。
それが結集し、結合し、化学変化も起こり… 皆様に愛される「美しい花」として、本番で見事に咲くのでございます。
シャクヤクの様。。。一輪で十分な存在感のある、大きな大きな花。。。
横浜西洋館「ベーリックホール」のシャクヤク