美しすぎる北欧先住民サーミ人による新刊 | スウェーデン観光裏スポットブログ

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北欧には、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドという国境を越えて、

スカンジナビア半島北部・北極圏のラップランドで暮らしている先住民がいます。

トナカイと共に暮らすサーミ族の方たちです。

 

↓こちらはサーミの旗。

8 Sidor - Samerna behandlas dåligt

美しい民族衣装で有名ですが、自然と共に生きる伝統的な彼らの生き方に、学ぶべき点が多くあると感じています。

 

ところでこのサーミの方。

Hon har långt hår. Hon står bland gröna blad.

彼女はヨックモックに住むMoa Backe Åstot ムーア・バッケ・オーストさん。

今回サーミ人の同性愛についての本を出版しました。

サーミ人のLGBT本は初めてだということです。ガーン

Digitalt författarbesök med Moa Backe Åstot - Härjedalens kommun

それだけ、まだサーミ人が伝統的な生活を守ろうとしてるんですよね。

 

少数民族の中で生きる自分と、スウェーデンという自由な国に生きる自分との間で生じるいろいろな葛藤。

(私もスウェーデンでは少数派として生きてるので、ところどころ「わかるーにやり」って思いました)

スウェーデンの社会の中でサーミだというだけで(未だにえーん)差別されるとか、白い目で見られる「空気よめよ」的な?

それに加えて本人LGBTって、どんだけ辛いーショックショックショック

二重の苦しみ・・・二重のしがらみ。しんどいよなーという心境がつづられています。

(あらすじだけ読んだだけでも心が痛かった)

いつかこの想いが真白に変わるよう。修行の日々ですな。