私の住むスコーネの最大の街、マルメ。
そこに今週新しい図書館がオープンしました。
その名は
「Dawit Isaak ダヴィッド イサーク図書館」。
この図書館、すごいです。やばいです。
何がやばいかというと、
世界中の独裁国家と言われている国々において
禁止された書物や芸術(音楽とか映画)
を集めた図書館だからです。
ある国では御法度のものが、
スウェーデンでは手にすることができるなんて・・・
ちょっとドキドキしますよね。
この図書館の名前になったダヴィッド イサーク氏はスウェーデン人ジャーナリストで、
エリトリアで裁判なしで20年間投獄されています。おそらく今も。
いや、彼の生死もわかっていないといった方が正しいのかも。
こんな理不尽なことが現在もなお続いていることを広く知ってもらうためと、
表現の自由と平等が最も大切だってことを示すこの図書館。
このご時世で、ここまでやるか。
スウェーデンの挑戦だな、と思いました。