今日は日本でもおなじみの
サンタクロースについてのお話です。
スウェーデン語でサンタクロースは
「ユールトムテ」といいます。
ユール=クリスマス
トムテ=妖精
という意味。
このことからもわかるように、
スウェーデンのサンタはちょっと独特。
トムテはヒゲの長い小人で、
家や納屋の床下に住み(一年中)
家族や家畜を守ってくれると信じられています。
19世紀の終わりにスウェーデンの女流画家、
イェニー・ニーストロム(Jenny Nystrom 1854-1946)
がこの妖精を描いたクリスマスカードを作り、
それが大変な人気となりました。
やがてスウェーデンではこのトムテが
サンタクロースに代わる存在として、
贈り物を届けると信じられるようになり、
現在に至っています。
スウェーデンのクリスマス・イブのパーティーでは、
夕方、誰かが必ずトムテに扮し、
プレゼントの入った大きな袋を肩に担いで、
玄関からトントンと訪ねてくるんですよ
家の中は照明を落としローソクの灯りだけなので、
子ども達も誰がトムテなのかわからず、
おまけにプレゼントでしょ?盛り上がりますよー
今年は誰がトムテになるのかなー?