主婦のいない国 | スウェーデン観光裏スポットブログ

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初めて会った人に挨拶する時、名前のあと何ききますか?


大抵「お仕事は何されてるんですか?」となりますよね。


スウェーデンも同じです。


でも間違って「私は主婦です」


と言ってしまうと、場が凍りつきます。「しーん」と。


これにはスウェーデンのお国事情と深く関係しています。


この国では女性が結婚し、子どもが生まれても退職する必要はありません。


有給の育児休暇を1年~2年とり(夫と分ける)、元の職場に(しかも元のポジションに)復帰することが法律で定められているからです。


なので、女性でも自分が望めば男性と同じようにキャリアを積むことができます。


政治の党首や大臣の女性の数の多さは日本の比ではありません。


もちろん、税金が高いので共働きでないとやっていけない、というのもありますが。


なのでこの国で「主婦」というと、「よほどの大金持ち」あるいは「能力が劣っている」


という意味になるのです。


こんな事ぜんぜん知らなかった私は、自分の母親が日本で何をしているかと聞かれた時、


いつも「主婦です。結婚してから一度も働いたことすらありません」


と、本当のことを言って何度も場を凍りつかせていました(笑)