秋ですね。
秋。
秋は別れの季節。
ひと夏のアヴァンチュールを楽しんだ恋人達は、秋の訪れと共に終わりを迎える。
秋は。
恋の終着駅。
と。
一度でいいから感慨にふけってみたいもんです。
夏?
恋?
アヴァンチュール???
そんなんなー。
無縁なんじゃー!!
全然全然無縁なんじゃーー!!
夏も秋も関係ねー、1年365日毎日が木枯らしなんじゃー!!!
そ・れ・が。
残念族なんじゃーー!!!
という事で。
今年も「何事もなく」、秋を迎えました。
平和です。
残念族は、毎年365日、平和です。
・・・・・・・・。
ラーメンでも食うか・・・・・。(←それだけが楽しみ、それが残念族)
そんな残念オーラ全開で「かんか」へ。
先日オープンしたばっかの新店です。
夜の部オープンは17:30の17:30到着。
開店きっかりに入るのはちょっと気が引けるので、3分だけ車の中でぼーっとしてから入る。
一番客かと思いきや、店内には既にねーちゃんがひとり。
こ!このねーちゃん!
できる!!!!(←何がや?)
店は券売機制。
しかしこの券売機、思いっ切り入口の死角に置いてあって、スルー。
店の人に言われて初めて気づく。
これ多分、初めて来た人100人が100人スルーするわ(笑)。
メニューは”らーめん”、”魚介豚骨”、”油そば”の3種。
とりあえず初訪なので、スタンダードな”らーめん”で。
食券を渡すと同時に麺の硬さとか聞かれたけど、面倒臭いので「全部普通で」とブン投げオーダー。
しばらくして着丼。
よっし、それではかんかの初ラーメン。
いっただきましょー!
スープは完濁の肌色。
液温アツアツ。
するっと滑り込む豚骨のうま味。
とろっとしてて、ボディもしっかりあるけど。
なんかこう、どこかふわふわ。
締まりが弱いというか、キレがないというか。
なんだろね?
わたしゃラーメンのスープなんて作ったことないし、よー分らんけど。
醤油が弱いんじゃなかろか?
イメージ的には素のままで食べる焼き魚。
あれってサバみたいに脂ギトギトなヤツならまだしも、鯛みたいなふんわりした白身の魚をそのまま食べるとどこか頼りないでしょ?
だけど醤油チョロっと垂らすだけで、一気に味に締まりが出て香味も増して美味しくなるでしょ?
あんな感じ。
ほんのちょっと、だけど決定的に味のパーツが足りない。
もう少し醤油を効かせて味の輪郭をかっちり固めるだけで、多分ガラッと印象変わると思う。
麺は中太麺。
茹で加減普通。
質感ほこほこ、粘りは弱め。
吹き出す小麦の味は優しく、淡い甘みがふんわりと落ちる。
スープとの融合性はいいですね。
ふっくらとした麺に、豚骨のうま味が乗ったスープ。
柔らかな味同士が違和感なくぴったり噛み合う。
チャーシューは大振りのものがバン!と1枚。
質感ダイナミック。
がっしりした歯応えに、むしむしとした噛み心地。
厚みもしっかりあるのでワイルド感抜群!
一方で味はどこか抜けてて。
ちょっとパサついた感じ。
うま味にノリがなく、どうにも単調。
使ってる肉が弱いのかな?
これ、肉チェンジした方がいいんでね??
ずるるっと吸い込んで。
終丼。
かんかの”らーめん”。
もう少し練り込みが必要かなと。
そんな印象を強く感じさせるラーメンでした。
でもまあ。
これからズンズン進化するかもしれんし。
たま~に覗きに来て、経過を見て行きたいと思います。
ごちそうさま。
あ、そうそう。
「かんか」、これ意味全然分からんし店の人に聞いてみたんですわ。
そしたらジャマイカの言葉で「困難に立ち向かう」とか「乗り越える」とかそんな意味なんだと。
なんでジャマイカかって言うと、この店のご主人がレゲエ好きだからなんだそうで。
そう言われてみれば、店のBGMも確かにレゲエ。
ひょっとしてスープの味がゆる~~~いのもレゲエマインドなのかのう?
それは違う???(笑)