【鶏白湯醤油 800円 + 麺大盛り 100円】
こんにちは。
大足テレホンショッピングの時間です。
いやー寒いですね。
いよいよ冬本番。
夜、首まで布団をかぶっても寒くて寒くて寝られない、そんなツライ思いをした事がある人、たくさんいらっしゃると思います。
そんなアナタのために、本日はこちらの商品をご紹介。
『超高級極厚肉布団』です!!
会場:「おおーーー!!!!」
こちらの肉布団、なんと国産肉100%を使用。
厚み、肌触り、ぬくもりが違います。
見て下さい、この弾力!
ほら、ぷにぷにと跳ね返ります!
会場:「おおーーー!!!!」
さらにご覧頂きたいのが形状。
ぼん!きゅっ!ぼん!のナイスバデー。
出る所は出る、引っ込む所は引っ込む。
まさに究極のシェイプを実現しています!
会場:「おおーーー!!!!」
さらに!ココ!ココに注目!
ココにピンクのボタンが左右ふたつ付いています。
ちょっと右のボタンを押してみましょう。
布団:「ああん♪」
左のボタンも。
布団:「うふぅん♪♪」
会場:「おおおおぉぉーーーっっ!!!!」
この様に、ふたつのボタンを押す事で、布団が鳴きます。
布団が鳴くんですよ!
こんなお布団、見た事ありますかーー???
会場:「ない!ないーー!」
今回はこの『超高級極厚肉布団』を敷布団+掛け布団の2枚セットでのご提供。
いかがですかー???
会場:「欲しい!欲しい!」
まあ待って待って。
まだ早い(笑)。
さらに今から30分以内の御注文に限り。
『ドリーム生ひざ枕』と『英語版金髪肉布団』もセットでお付けいたします。
これは見逃せませんよっ!!
会場:「ギャー!ギャー!!」(←ほぼパニック)
只今より30分間は、オペレーターを1万人増員して対応いたします。
こんなチャンスは二度とありません!
この夢の肉布団セットを手に入れて。
今年の冬を温かくお過ごしくださーーーい。
それでは沢山のお電話。
お待ちしています!
はるばる福井までやって来ました。
鶏っぷへ。
噂の美人奥さんを見に。
あ、いや、ラーメンを食べに。
店内に入ると左手に券売機。
しばらく考え。
「鶏白湯醤油」のボタンをポチリ。
「大盛り」のボタンもポチリ。
「奥さん」のボタンもポチ・・・・おっと、そんなボタンはない。
スタッフは3名体制。
左に配膳のねーさん。
中央に盛りつけのご主人。
右に麺茹でのねーさん。
左?右?どっちが奥さん?
どっちも年齢同じくらいで、判別がつかない。
とは言え、まさか唐突に「すいません、奥さんどっちですか?」と聞く訳にもいかず。
悩んだ挙句、ニコさんにヘルプのメールを送信。
すると。
「細くて顔の小さい人」
と返信。
ああ、じゃあ右だ。
そしてここからがいよいよ本番。
どうやってこの奥さんから電話番号をゲットするか?
この超難題に挑む!
すぐそこにはご主人がいる。
この状況で奥さんの電話番号を聞き出すのは容易ではない。
さーどうする?
さーどうする?
と悩んでいる内に、とっととラーメン登場。
あら、早っ!
運んできたのは奥さん。
スープに指は浸かってない。
残念。
それでは鶏っぷにて。
奥さん、どうして指を入れてくれないんですか?と涙目で訴えながら。
でも電話番号だけは絶対にゲットしちゃる!と心に固く誓いつつ。
鶏ちゃんラーメンいただきます。
スープは完濁の肌色。
液温あちち。
濃ゆぃいね。
分厚い鶏のうま味がゆた~りと押し沈む。
そしてこのスープ、にっちゃり感が強烈。
コラーゲン濃度が高いせいなのか。
レンゲをすする唇がネトネトとひっつく。
これはきっと。
奥さんの愛。
いけません、奥さん。
そんなにねっとりひっついちゃ。
まだお昼過ぎなのに。
そこに旦那さんがいるのに。
奥さん。
ああ・・奥さん・・
麺は細麺。
茹で加減普通。
ほんのり芯を残した麺はコリっとした食感を残し。
それでいて麺表面は豊かに粘り。
硬軟両方の感触が楽しめる。
小麦の味わいは豊か。
優しく包み込むような抱擁感でふっくらと膨らんでいく。
例えるならば、そう。
奥さんに抱っこされているような感覚。
奥さんの胸に思いっ切り顔をうずめ。
大きく深呼吸しているような。
そんな感覚。
奥さん・・ああ・・奥さん・・
チャーシューその1。
鶏。
レアに仕立てられたお肉は、純度感満点。
澄んだ鶏肉の味がすきっと真っ直ぐに伸びてくる。
肉質しっとり。
さくりと歯が通るしなやかな品の良さが素晴らしい。
例えるならば。
奥さんの耳たぶ。
わたしは今。
奥さんの耳たぶをはむはむしている・・。
わたしは今。
奥さんを耳たぶをはむはむしている・・。
その2。
豚。
こちらもレアな仕立てで。
みずみずしいお肉の味がざばりと舌を洗う。
肉質柔らかく。
ねっとりむっちり、溶けるような噛み心地。
迫ってくる・・・
しっとりと濡れた赤い生肉が・・
迫ってくるぅ・・
おぉぉぉぉぉぉ奥さん・・・
次々と襲いかかる奥さんの甘い誘惑に。
失神寸前状態で。
終丼。
奥さん。
すごい・・・(疲)。
愛欲の余韻にひたりつつ。
席を立とうとしたその時。
ひとつ、大事な事に気付く。
ひょっとしてこのスープ。
全部飲んだら、どんぶりの底に奥さんの電話番号が書いてあるんじゃないのか?
いつもはスープ残すわたしですが。
今日はそうはいかない!!
最後の最後に、何としても奥さんの電話番号をゲットして帰るのだ!
どんぶりにぐばっ!と唇をつけ。
一気にすする!
すする!
すすり上げる!!
全部飲んで。
奥さんの電話番号。
ゲットするのだぁぁぁーーー!!!!!
電話番号ありませんでした。
ごちそうさま。