鏡に向かって問いかける。
鏡よ鏡よ鏡さん。
この目の前の豚はだぁ~~れ???
鏡:「アナタです、ブタ」
鏡に映る、1匹の醜い豚。
これが。
この豚が。
わたしと言うのでしょうか?
もう一度問う。
この豚はだぁ~~れ??
鏡:「アナタです、ぶた!ブタ!」
鏡はいつも非情。
目の前にある現実をありのままに写し出す。
しかし!
わたしは豚ではない。
豚ではない。
豚じゃないんだ。
そう信じて。
今日も鏡の前に立つ。
ああ・・でけー豚がいるぅぅ・・・・・
新店「虎と龍」へ来ました。
メインメニューは
・博多の虎 650円
・久留米の龍 650円
・濃厚豚骨味噌 780円
・チャーシューメン 980円
・野菜ラーメン 780円
取りあえず初訪なので、一番ベーシックっぽい”博多の虎”をオーダー。
入店11時40分。
先客6名。
従業員5名。
1分経過・・。
2分経過・・。
3分経過・・。
・・・10分以上経過、着丼。
遅っ!
待機中ヒマだったので、メニュー表をチェック。
替え玉があるはずだけど、どこにもその記載がない。
値段はおろか、あるのかないのかの存在すら不明。
どんぶりを下げに来たおばちゃんを捕まえて聞いてみる。
大足:「ねー、替え玉ってあるよね?」
おば:「はい、あります。」
大足:「いくら?」
おば:「え?(硬直)」
おば:(慌ててメニュー表を調べる、どこにも書いてない、ますます硬直)
おば:(しばらく気まずい沈黙が続いたあと、別のおばちゃん呼んでくる)
別お:「レギュラー150円、ハーフ80円です。」
大足:「ああ、そう。」
ダメだこりゃ(笑)。
開店直後でオペレーションに激しく難があるようですが。
取りあえず初の虎と龍。
いただきます。
スープは完濁の薄茶色。
液質さらり。
画像じゃ分からんですが。
どんぶり。
えれーーーちっちぇーです。
子供用かよ??(笑)
味わいライト~ミディアム。
豚骨のうま味が無理なくゆるんと滑り込む。
食べやすい味と言えば、食べやすい味。
でも深みがなく。
厚みもなく。
こー言っちゃーナンですが。
フードコートのラーメンのようなスープ。
専門店のクオリティとしてはちょっとどうかな?というレベル。
麺は極細。
茹で加減は”はりがね”を指定。
ぷつぷつと小気味良い歯応え。
軽快なすすり心地は文句なし。
小麦の味わいは優しくふんわり。
包み込むような甘さと抱擁感で、ライトなスープともよく馴染む。
この麺はいいっスね♪
チャーシューはサイズ小さ目、極薄、3枚。
食感しとっと柔らかく。
お肉の味はがっしり。
後から脂の味のボリューム感がどんと増してくる。
肉が薄いので単独で食べると頼りないけど。
麺に巻いて食べると美味いね。
小麦の甘みにお肉のうま味がかぶさって。
味の重量感がずしっと増す。
8割食べたところで、替え玉オーダー。
硬さは”バリかた”を指定。
今度は1分足らずで到着。
さすが、替え玉はすかさず持ってくんのね(笑)。
茹で立ての麺は、さっきより硬質感が強く。
ぷつんぷつんと元気な歯切れ。
小麦の味わいもより力強く。
豊かな美味しさがばっ!と口の中で膨らんでいく。
終丼。
ちょっとスープの出来だけはどうかと思いましたが。
後は概ねいい感じ。
ラーメンの値段も良心的だし。
替え玉は高いけど。
立地が厳しい上に、外観があんまり目立たないので、ちょっと苦戦しそうな感じですが。
今後どうなるでしょうね?
頑張ってくんさい。
ごちそうさま。