この広大な宇宙のどこかにあると言われる幻の星。
『デブの星』。
その星の価値基準は「デブ」。
「デブ」は全てにおいて正しく。
「デブ」は全てを支配し。
「デブ」はただそれだけで正義。
そんな夢の星。
デブの星。
もちろん!
女子にモテるポイントはただひとつ。
デブ。
デブはもう無条件で。
次々と女子が寄ってくる。
デブであることは。
イコール。
栄光へのサクセス切符なのです。
っていう星に生まれたかったなーと。
いつも思います。
地球はなんでこんなに。
デブにとって。
アウェーな星なんでしょう・・・(鬱)。
愛と思いやりのお店、そらみちへやってきました。
このお店の半分は優しさで出来ています。
今日はちょうど入店のタイミングでねーさんが配膳中。
手が離せなくて、この前みたいにドアを開けてくれない。
仕方がないので、自分で開ける。
開ける。
開ける。
開け・・・・・重っ!!
なんじゃこのドア!
プロレスラー仕様かよ??
ほとんど筋トレレベルの激重ドアを両手でうんとこサと開けて、入店。
あー重かった(汗)。
グリスでも流しといてくれ。
オーダーは初食の”中華そば”。
本当は”まぜそば”狙いでしたが、この日は麺が入って来なかったそうで、残念ながら未提供。
まあないものは仕方がない。
まぜそばは次回のお楽しみという事で。
今回は中華そば、いただきます。
スープは薄濁りの赤茶色。
口当たり、醤油の甘みがじっとり。
大豆由来のふっくらとした風味が舌を撫でる。
続いて出てくる出汁のうま味。
鶏ガラと醤油が混ざり合った味わいは、深くて、深くて、そして深くて。
しみ入るような深みが、じんわり~んと沈んでいく。
麺は細麺。
茹で加減普通。
ぷつぷつとした小気味よい歯応えは、踊るような食感。
しっとり舌に貼りつく感触も心地よい。
味わい優しく。
小麦の甘みがさらりと溶け落ちてくる。
スープとの融合感は文句なし。
味の澄んだスープと柔らかな味わいの麺は、味の方向性がきれいに一致し。
ズレなくピタリと重なり合う。
喉の奥にゆらゆら残る、小麦と出汁の融合香もいいですね。
チャーシューはサイズ中、厚み薄め、2枚。
質感しっとり柔らかく。
舌の上で静かに崩れていく。
味わいすこぶる純度が高く。
澄んだお肉の味がみずみずしく口の中を流れる。
優しい肉の味は、見事なまでの融和感を見せ。
スープ・麺の一体感を邪魔せず、ごく自然にす・・っと馴染む
素晴らしい~!
煮卵。
石川のローカル番組「絶好調W」見たよで、4月一杯無料。
今日は前回より質感とろとろ。
液状の黄身がとろ~りと流れ出す。
ぷるっぷるの白身は厚みがしっかりあって。
プリンのようにつるんと滑る。
最後はスープを全部飲み干して。
終丼。
やっぱ美味いね~、そらみち。
金沢市内、他のお店をざっと見渡してもちょっとないレベル。
もー味の洗練度が群を抜いてますわ。
ラフだけど技巧的な煮干しそば。
純粋さが持ち味の中華そば。
どちらもそれぞれの楽しさがあり。
甲乙つけ難し!
まあ。
本音言うと煮干しそばの方が好みなんだけどね(笑)。
でもわたしの好みはわたしの好み。
どっちが好きかは、自分で食べて結論出して下さい。
次こそはまぜそば食っちゃるぞ!
ごちそさま。