【零の雫】
”零の雫(ゼロのしずく)”。
福正宗をメインブランドとする福光屋がリリースしたノンアルコールのお酒です。
ノンアルコールだから、お酒じゃないけどね。
ラベルには以下の文言が書いてある。
「福光屋独自の「トリプルゼロ醗酵」により実現したノンアルコールの純米酒テイスト飲料です。米本来の旨味とふくらみを、冷からお燗までお好みの温度でどうぞ。」
なるほど、純米酒テイストのノンアルコール飲料ね。
では早速いただいてみましょう。
色合いほんの~~り白みがかった透明。
香りは日本酒というより、甘酒のようなふんわりとした麹香。
もうこの時点で日本酒テイストじゃないよね(笑)。
口当たりすっきりとしたほのかな甘み。
ややはっきりしない曖昧な酸味を伴いながら、なんか釈然としない味を広げる。
このヨーグルトっぽい酸味は乳酸かな?
キレはよく、飲み込むと瞬時に味がスッと消える。
あっけないくらいスパッと消える。
まあざっくり言えば濁りとオリを取って、味を薄ぅ~~くした甘酒だね。
日本酒とちゃあう。
実際まず甘酒作って、濾して、アルコール抜いたんだろうね、多分。
「トリプルゼロ発酵」って何だろ?
アルコール分0.00%ってことで「0」が3つ並ぶから「トリプルゼロ醗酵」って名前らしいけど、具体的にどんな醗酵方法を取ってるのかは謎。
名前だけが独り歩きしてる感じ。
って言うか、味完全に甘酒だし。
何をどう解釈しても「純米酒テイスト」じゃない。
はっきり「甘酒風テイスト」って書いた方が違和感なくていいと思う。
これは日本酒の代わりにはならんな~・・。