客野製麺所。
今日初めて行くラーメン屋さん。
前から名前だけは知ってたけど、場所が分からなかった。
それがたまたまヤマダ電機に買い物に行った帰りに見つけたから、そのうち行こうと思っていた。
そして念願かなって、初訪問。
初めてのラーメン屋って、思春期の乙女バリにドキ♪ドキ♪する。
まあ、オレは男だから思春期の乙女を経験したコトはないが・・・。
引き戸をガラッと開けて店内に入ると・・・・、!????
この臭い・・・・多分豚なんだろうけど・・・・いや・・豚というより・・・。
まあ、これ以上は言うまい。
気になる人は実際に行って確かめてください。
そして次に券売機の前で固まる。
主なメニューは2種類、「ラーメン」と「中華そば」・・・・・って、どー違うねん・・・・(汗)。
しばし考えること10秒、とりあえず「初めての人はコレ」とかいって「ラーメン」の方に矢印が付いてたから、ラーメンに決める。
カウンターに座って黙って食券を出してメニューを見ると、「ラーメン」と「中華そば」の違いが書いてあった。
●ラーメン・・・薄味醤油
●中華そば・・・濃味醤油
という事らしい。
じゃあやっぱ中華そばが良かったなと思うけど、今さらメニューは変更できない。
男が一度頼んだモノは、絶対に引っこめてはならないのだ!!(←単に気が小さいので声に出せないだけ)
で、来ましたラーメン。
ん?
いつも食ってるのとちょっとタイプが違うな。
スープは色薄め、だけど旨味はたっぷり。
サッパリとしつつもダシがしっかり効いているから、不思議と物足りなさはない。
麺はハリガネ系の細麺。
細くても中心に糸一本通したようなカリッとした歯ごたえを残してあるから、食べ応えは十分。
ゆで方が上手いんだろうね。
濃厚な小麦の風味が深い味わいを出し、香り豊かなスープがそれに広がりを添える。
ん~この両者のバランスがいい!!
煮卵はレンゲですくって一気に口に放り込む!
ギュッと噛むと白身がプチッと弾けて、中から黄身がトロリと垂れてくる。
んん~~~これまたイイ!
黄身の甘み、白身のプルプル感、そしてスープの旨味。
コイツらがまとめて口の中で楽しめる。
ああ~~最高♪
チャーシューは肉質のしっかりした、歯応えのあるタイプ。
脂系のトロッとしたタイプとは逆を行く、固めのスタイル。
文字通り「肉」を食べてるというイメージ。
こんなのも結構イイね。
金沢で主流のラーメンって、濃厚豚骨+中太麺+柔らかチャーシューみたいな所が多いけど、その感覚で行くとココのラーメンはかなり異質。
あれっ?って感じ。
多分わざとそうしてるんだろうね。
他の店と同じようなラーメン作ってもつまらないだろうしね。
その潔さが逆に新鮮だし、何よりもスベッてない。
ウマイ。
これはイイなと、素直に受け入れられる。
極彩色を使ったゴテゴテした絵画じゃなくて、墨の濃淡だけで表現した大和絵のような感じ。
控え目で、ギリギリまで引いてるけど、でも欲しいものはちゃんとある。
和の心が生きた、日本人のためのラーメン、そんな印象を強く受けた一杯でした。