氷室開きに行ってきました。
イベントのある湯湧温泉は、金沢でもかなり山奥。
さすがにあそこまではめったに行かない。
数年に1回のレベル。
そもそも氷室開きのルーツは江戸時代までさかのぼる(はず)。
冷蔵庫も冷凍庫もなかった当時、真夏の暑い中、藩主前田ナントカに冷たい氷を届けるために設けられたのがこの氷室。
山奥に藁ぶきの小屋を作って、冬まだ雪がある間にそこにめい一杯雪を詰め込んでおく。
そうすると夏になっても完全には融けずに、中にまだ雪が残っている。
それを大急ぎで藩主前田ナントカに届けるというもの。
こうして江戸時代のエライ人は夏の暑い中でも、氷の冷たさを楽しむことができたのです。
で、イベント開始は10時。
着いたらもう10時回って、イベントが始まっていた。
氷室の周りはこんな感じ。
人!人!人!
思わず感動!!
ああー、みんなヒマなんだな・・・・・と(笑)。
神主さんらしき人が、延々と祝詞(のりと)を読み上げる。
会場全体が独特の雰囲気のまま、神事は進行する。
そしていよいよ氷室開き。
小屋の扉が開けられる。
でも遠くて全然見えない(汗)。
10分ほどしたら人がバラけてきて、ようやく小屋の側に近づくことができた。
小屋の前では、切り出した氷雪がうやうやしく台の上に乗せられている。
たかが雪。
されど雪。
こんなに特別扱いすると、なんか本当に特別なモノに見えてくる・・・。
ちなみに氷室の中はこんな感じ。
まだ結構雪が残っている。
でも冬に雪を詰めたときは、きっとこの中一杯だったんだろうな・・・。
さすがに中には入れてもらえないけど、雪の塊を見物客用に切り出して触らせてもらえる。
これが氷室から切り出した「ありがたぁ~~~い雪」。
なるほど・・・何かが違う・・・何かが・・・・。
きっと違うはずだ・・。
うん違う。
違う、違う。
・・・・というコトにしておこう。
氷室切り出しのイベントは以上でオシマイ。
続いて100メートルほど山を下りた広場で次のイベントが始まる。
会場では伊藤園が「おーいお茶」の500MLペットボトルを無料で配布。
ありがたくいただいた。
さんきゅー♪
そして食べ物もいただく。
そうめんはつるつるしたのど越しが最高!
もちっとした歯ごたえで美味しくいただけました。
ついでにおかわりも(笑)。
ちくわはこんがり焼けた皮と、むっちりした身が特徴。
噛みしめると、魚の濃厚な味がじわりと染み出して、これもすごく美味しかったです。
そして締めはやっぱり氷室まんじゅう。
ピンク・白・緑の三色の皮の内側に、甘ぁ~いこしあんがギュッと詰まってて、素朴に美味しい。
お店で買って家で食べるのと、こんな形でイベント会場で食べるのとやっぱ違うね。
この味は、今日ここに来てこの場所で食べないと体感できない!
会場では、同時に地元のお笑い芸人(吉本興業所属)ぶんぶんボウルの漫才ライブも披露。
オチの意味が分かってるのか分かってないのか、うちのチビにめちゃウケだった。
こうして氷室開きの催しは午前中で終了。
ハデなイベントではないけど、なかなか楽しかった。
次は温泉にでも浸かりにいこうかな?