男らしさ女らしさ、男っぽい女っぽいとか、そんなこと気にせず自由に好きを追及しよう、そんな時代になりつつある(つつある、としたのは、多分若年層ほど高齢者の理解は浸透していないから)。

ランドセルだって、女の子は赤、男の子は黒、女の子で黒を選ぶのは稀、というのは遥か昔僕の時代の話で、今は赤黒どころか実に様々なデザインがある。





男だろうが女だろうが、かわいいものが好きで、谷崎潤一郎もびっくりの耽美主義で、とにかく醜悪を忌避している僕が大好きでならないセーラームーン

…を想起させるカレーをインスタで見つけて、これは逃すまいと予約した




ただ、カレーはバキバキにスパイス効いてる男前カレーが好き、なんならサンリオピューロやテーマパークの飯は映え重視でとにかく絶望的に不味くて無理な僕、食する前から無理な気がしていた



残すのも嫌いだ

だが、どうしても今回ばかりは写真に収めたかったのだこれを

休みの日にてくてく入谷まで足を運んだ





事前予約フォームに

「セーラームーンが大好きです。あと、ぬるいカレーが苦手なので熱々でお願いできたら嬉しいです」

と書いたところ、行くなり



「熱々ですね、頑張ります。あと、セーラームーンがお好きなんですね」

と、にっこり店員さん。






そして1人用のミニミニ席へ

座って気づいた

店のコンセプトと、店名の意味に



↑書籍群を見て、はてなはてなな方は多分分からないだろう(僕の友人でも、失礼ながら、完全に学のあるなしでピンとくるこない層が聞かずして分かる。彼や彼女はすぐわかる、彼女やあいつはわからないだろうな)





で、きた!

わぁ本当にセラムン!( ◠‿◠ )






お皿も選べたが、タキシード仮面が降りてきそうな夜空と月と桜







が、本当にごめんなさい

本当に心からごめんなさい



横のミニミニデリさえ口に合わず、ぬるいのも相まって(さすがにもう口つけたしレンチンしてくれとは言えない)、veganであり着色料とかではなくシャドークイーンなど天然由来の野菜から作っていると分かってても、無理だった

大豆ミートなどのveganな肉代用品が無理なのもあるかもしれない

ならくるなよ、と思われそうだがビーガンカフェでも好きな店もあるから行けると期待したのだ





優しいお店だけに申し訳なく、頑張って完食するかギリギリまで悩んだが、週末をさらに後悔に沈めたくなく、全力謝罪でごめんなさいした


なお、めちゃ混みだったので僕の味覚の問題かと思う


店内よく見ると海外の方が大半、それもインバウンド云々というより、ダイバーシティを歌われてるような雰囲気の方が多かった

というか店員さんも全員そうだった

皆さんゴリゴリ刺青や鼻口ピアスで、価値観とはを体現している感じだった








さすがの僕も、ここまで大々的に残すのはめちゃくちゃ心苦しかった

ごめんなさいごめんなさい

でも、店員さんたちやお客さんの暖かさに触れて(レジ待ちでさえ、時間かかってごめんなさいと平謝りしてくれ優しかった)いい経験ができた

ありがとうありがとう





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