塔のてっぺんまで行かなくとも、
十分にサンセバスチャンの街が、ピスケー湾が、一望できる。
今春観た、ウッディアレンの「サンセバスチャンへようこそ」そのもの。
やはり、陽射しは強くても夏の方がいいのかもなサンセバスチャン
自分じゃ絶対登ってこれないことを考えると、ツアーに感謝
ミニ遊園地
子どもも大人も楽しそうで
さて。
その後、新市街地見学のところで、安定の離脱。
時刻は16時。
ディナーの予約時間は20時半。
※これは、知らない人が大半だろうが、超夜型スペインは、ディナー予約も20時半が最も早く、18時なんてそもそも予約自体できないのだ。
ウルメア川を渡って
カテドラル
新市街はどの国も、丸の内みがある
これ、銀行のロゴなんだが、
坊やがコインを貯金箱にインしている姿をイメージしたそう
さてさて、ついた。
こちらの建物、外観はこうしてみると、かなり古めかしくて、芝浦移転前の有栖川愛育病院のようだが、れっきとした五つ星
Hotel Maria Cristina(ホテルマリアクリスティーナ)★★★★★
目的は2つ
お茶を飲むことと、有名なデリカテッセンで高級食材をお土産に買うこと
Lukas Gourmet Shop(ルーカスグルメショップ)
チャコリやシドラなどのスペイン産のお酒、オリーブオイルにアニャナの塩などがたくさん。
当ホテルの地下では、前衛的な料理をテーマとして料理教室もやっていることから、デリカテッセンのラインナップもまた、ガストロノミーらしい。
迷う。
いろんな意味で迷う。
これ、買っても、価値がわかって使ってくれそうな人がいるだろうか。
日本語表記もあるこちら、オリーブオイルの球状化、バジルバージョンもある。
使い方を尋ねたところ、優しい女性スタッフ、次々と試食させてくれた。
そのままいただいても美味しい、いくらみたいな不思議食感なのに、皮が不快に残る感じがない。
「炒め物に使ったりしちゃダメよ。もったいないわ。そうね、カプレーゼやサラダ、前菜がいいわ。火を入れるんじゃなくて、上からかけたりして、美しいプレートにするのよ。」
これはもはや、僕でも扱うのは無理だ。
勿体無い。
この時点で1人、尊敬する某どこかの上のシェフの顔だけ浮かんだ。
そのシェフと、皆で創意工夫して使ってもらえたら、どれだけ嬉しいか。
(しょーもねーモンよこしやがって、と思われたらどーしよーwwとも思いつつ)
こちらと、もう一つ初めて見るパンのようなパイのようなものを購入し、退店。
店舗入口もラグジュアリー
改めてエントランス
彼女がマリアクリスティーナ?
ベルボーイのおじさんがT-Painみたいでちょっと怖かったので、撮影控えめ
しかし、ラウンジのウエイターのおじさん、こちらも何故か顔はT-Painなのだが、優しかった。
そして、ビルバオのホテルカールトンよりも圧倒的に美しい内装
コーヒー頼んだだけなのに、ラグジュアリー
アーモンドチョコと、紙ナプキン入れがベルベットで美しい
ソファも心地よく、1時間半ゆっくり過ごした
座りつつ撮影
気分はマリアクリスティーナだね
ちょいと手洗いに
おのぼりさんもおのぼりさんなもんで、撮りまくる
うぉぉぉぉ
次は絶対泊まってやるぜ
さて。
ずっとここにいたいくらいだが、そろそろオサラバして、一旦宿泊するホテルに帰り、身支度を整えてレストランに向かわねば。
「オーマイガー!」
はて?٩( ᐛ )و?
ん?うぉぉぉぉおぉ!
女性「昨日、チーズケーキのところで会ったじゃない!!鮨とみ田を教えてもらったわ!」
なんと、昨日ラヴィーニャで会ったエミリーが、ペットボトルを抱えて目の前にいる。
こんな偶然、あるのか!
嬉しそうに近づいてきて、僕にハグをした。
僕「ここ、マリアクリスティーナに泊まってるの?」
エミリー「違うんだけど、ちょっと散策!」
(僕と同じだww)
エミリー「サンセバスチャン、あと何日いるの?」
僕「明日にはマドリードだよ。ツアーだから。(ほぼ離脱してるけどww)」
エミリー「私もツアーよ!」
(そこも同じwwそしていつも1人行動なのも同じww)
僕「昨日はビルバオに行ったよ。今日はサンジャンドリュズとオンダリビア!」
エミリー「わぁ!私、明日ビルバオ行くわ!」
僕「パピの前で写真!可愛いよ(僕は本当に写真だけになったけどww)」
エミリー「そう、楽しみよ!」
とっても素敵な偶然というか必然に、心底幸せな気分でいたら、タクシーがやってきた。
「またね!」
連絡先を…最後まで言えなかった。
これでよかったのか、踏み越えるべきだったのかは、今でも分からない。
でも、いい思い出だ。
タクシーは、マリアクリスティーナフロントで行き先を伝えてくれていたようで、運転手がナビに入れることもなくスルスルと着いた。
到着
さて。
ここから、いったんシャワーを浴びて、一から身支度して、いざ!!!