神戸はもう何百日と滞在しているが、芦屋で食事をするのは初


中学からの腐れ縁の奴、ちびまるの山田みたいなガハガハと飾らない笑いをするくせに、橋本環奈と言っても過言ではない容姿をなお保ち続けているそいつとの飯


なぜ芦屋かというと、いつもの「どこかの上」のシェフがこちらを教えてくれたのだ
やはり、格が違うシェフの推す店は違う
見掛け倒しの映える店とは違う




すごくわかりづらい場所にあった

すごく小さい入り口に、こじんまり店内








まずは泡







これが驚いた

淡路の味のりなのだが、お通しで出してくれたあと、そのままお土産にくれたのだ



「このまま他の方にお出しするわけにいかないですし」


と。



別に数枚お通しとして出して、蓋してまた使えばいい、というか、何なら他の客の手が触れようが、なんなら唐揚げやポテトのあまりも使い回しするところも(思いたくないが)あるだろうに



なお、こんな旨い味付けのりあるのかってくらい美味かった






冷やしトマト

まんまでマヨつけて出てくるのかと思ったら

丁寧に微塵切りされた玉ねぎドレッシングで

どこまでもオーナーの出身淡路島を余すところなく



出汁巻って、白だし使おうがなんだろうがうわぁ美味しそう〜ってビジュアルになりがちだが、全力で一緒にすんなと言いたい










出汁を目の前で入れる様子が見えた

焼く様子も見えた

素晴らしかった






きふねの唐揚げ

これが食べたかった




まんまるフォルム、水炊き鼓次郎さんでもいただいたが、あそこの唯一無二かと思ったが違うのかな

淡路鶏もも肉をちぎり、鶏皮でまん丸に包んでいるらしい


ガリッカリのじゅわで火傷しそうなのがたまらん


うん、あちらと甲乙つけられない





淡路島玉ねぎの焼売

出汁がたっぷりで飲みながら食べるスタイル



おでんのよう、おでん屋さん?と、とある方に言われたが、そう思うくらいおでん屋さんみたい



でも港区のとあるおでん屋さんは「こだわりの出汁」を謳いつつ、ザッパーンとにんべんの顆粒だし使っているのを僕は現認したので、そこらのおでん屋さんより素晴らしい






とどめは出汁そば



スープもだが、麺がすっっっごくつるんちゅるんで歯応えしっかり、蕎麦でもなくラーメンにしては品が良すぎる麺だった



気持ち塩がもう少し欲しかったが、麺がうまいので





パンナコッタも出てきた

サービスだったのかな

スプーンで掬えないくらいなめらか




僕は最終新幹線があったのでショートステイでバタバタになってしまったが、最高に素晴らしい店だった

何よりビビるほど安い



帰りの新幹線が地震で止まらないかドキドキしつつ、0時半に無事東京駅に着いた



ありがとうきふねさん、そして「どこかの上」の名シェフ





きふね