外食ばかり続くと不健康、と主張する人に言いたい。


それは、半ば毒を食べているような悪かろう謎肉謎魚などの素材、プラスティックを体内に流し込んでいるような添加物まみれの本だしみりんドレッシングを使用した外食をあなたは「外食」と思い込んでいるからであり。


でも、身体に悪いと思えるだけまだいい。
野菜でありさえすればヘルシー、たんぱく質○グラムと表記があれば筋肉の源、と安直に思う人も少なくないから。




そんな中、こういう「毎日通えばむしろどんどん健康になり、心も豊かになる飯」というのは本当に貴重。

真の意味での「身体にいい飯」って、本当に少ない。








つみ菜とケール、カブのポタージュは、まるでとろろ芋のようにとろんと粘度があり、優しい。

でも、コンソメ野菜スープのようなヘルシーに完全振り切ったものとは違い、とても濃ゆい。








野菜がこれでもかと。

人参もブロッコリーもビーツも(黄色ビーツもいた)、素材そのまま。ほぼ味付けは油と塩胡椒。

家なら絶対マヨをかけているが、イートインなのでありのままでいただく。



卵焼きも潜んでいたが、こちらもほぼ卵の味。



パンはスペルト小麦のカンパーニュ。

エンツコ堂さんのものだそう。


小ざっぱりした女店主さん、このポタージュと野菜もりもりのプレート、どうにもルヴァンみがあるなぁと思ったらやはり。卒業生とのこと。




素敵だなぁ。木花日和(キバナじゃなくこのはなびより、ですよ)といい、かのルヴァンのイメージを崩さず守りつつ、独自色も出す卒業生たち。

いい暮らしをする人からは、いい気がもらえそう。飲食店に絶望することも多い中、まだまだ探せばあるものだ。ありがとう。





イロ