新宿三丁目や西新宿にいい店は割とあるが、モロ新宿ど真ん中で大人が店を探すとなるとかなり難しい(サークルの飲みならいいが、もういい大人なので)。

同様に、奥渋谷や松濤、桜ヶ丘にはかなりいい店があるものの、モロ渋谷ど真ん中は絶望的に店がない。




と思ってたのに、とんでもなくど真ん中にあったよ、こんな店が。




どんどんドンキの真横。




友人が5年ほど前に来たことがあるとのことで、候補の一つに挙げていた。

異常に安いコースで不安視していたが、友人曰くワインバーなので飯でそないに金は取らないのだろうとのこと。



でも、一応フレンチってカテゴリーだし、店名と内装は古き良きフレンチだが。





パンはザ・アレだがまぁ普通に。

(ゆうて4個は食べた)








アミューズが、もう一口どころかシュガースプーン一杯もない。そして何かと思えば藻。

シュガースプーン半杯のもずく。

周りの飛び散りは調味料なのかデコレーションなのか不明だが、飛び散りにしか見えない。


どこどこ産のすごぉい藻ですのよ〜価値がわからないのはあなたの舌に問題があるのよ〜的オーラでまやかしにあったとしか思えなかった。



コース本体へ。



デザート入れて3品(前菜、メイン)か4品(前菜2、メイン、デザート)のコースか選べたので、4品に。プリフィクスなのでめいめいの好きに頼める。





僕は大好物のマッシュルームポタージュを。

これは超おいしかった。




先日六本木ヒルズクラブのランチでも新玉ねぎポタージュに舌鼓だったし、普段も近所のベーカリー(しかし卓越した素晴らしい店)のポタージュを毎日昼飯にしているくらいだったから、ポタージュであればだいたい合格な舌なのかもしれない。にしてもヘルシーでよろしー。








さらに感動。

前菜一つ目、本日の野菜は何か問うたところ、カブとヤングコーン、菜の花(の友達的野菜)とのことだったので、それらが雀の涙ほど乗ったプレートを想像していた。

ら、3品目だけってわけじゃなく、そして予想外にボリュームがあり、何よりとても美しく盛り付けられていた。



卵の黄身でミモザ風にしている。







もうメイン。

メインは迷って、目鯛にした。身体にいい。

何より、巷フレンチのやたらこねくり回しただけのソースより、シンプルな味付けでよかった。



野菜の種類が前菜と被りまくりすてぃなのは、ご愛嬌。





抹茶ティラミスとアイスも、粉が割とちゃんとしていた。




もう15年近い付き合いだが、そして世話になりっぱなしだがどこかコメントが噛み合わさっていないこの友人(僕のせい?)、そこをどうにかしようと理詰めで捲し立てるのは不毛だと今回改めて感じた。どちらも得をしない。

ふわぁぁっとした他愛無い中身のない会話と(彼は聡明ではあるので勿体無いが)、あまりある感謝を素直に伝えるだけにしよう今度から。