自炊飯7日目。
飽きた( ◠‿◠ )もう己の作る飯顔も見たくないくらいに。
理由は割と明らかで(そもそも大して料理上手くないとかはさておき)。
①潔癖症を拗らせて家中のありとあらゆるものを日々捨て狂っているので、加熱調理器具が卵焼き器とミルクパンとホットサンドメーカーしかないので、調理に限界がある
②冷蔵庫は3日に一度徹底的に空っぽにしたいタイプなので、一度買うと同じ食材をしばらく使うことになり、味付けを変えたとて飽きがくる
③冷蔵庫きれいきれいが好きよの一環で、調味料も最低限なので味は似通ってくる
④食うのは自分、と思うとどうしても雑になり、強火グラグラ、カットもめちゃくちゃ、野菜加熱はレンチン
…羅列してみて、我ながらさもありなんと思いつつも、じゃあこれら見直して自炊リトライ!という意欲も湧かず、絶対外メシと決めて探した。
大正解すぎる。
これぞ己に欠けていた点全てをプロの技で補填し百倍レベルアップしたもの。
できて間もないこちら、めちゃくちゃ分かりやすい場所にありつつ分かりづらいという謎立地。
grip、ラシーヌで長年シェフを務めていた方が出されたお店ということで期待して訪れたが期待以上だった。
ラシーヌの強み、野菜ひとつひとつが主役級に美味いこと、丁寧かつありきたり予想可能な味付けではないこと、それら全てがこのプレートに体現されている。
ホワイトアスパラにザクザクヘーゼルナッツ、下にはカルボナーラソース、目の前の機械で大胆に削られたパルメザンが乗った人参はさつまいもと錯覚するほど甘く(ほんのり蜂蜜を加えているそうだが、そのままでも美味いとのこと)、レンコンと生姜のマリネは歯応えシャキシャキ酸っぱさ控えめ、椎茸はマデラソースだろうか鴨肉などメインのような味わい、何よりトマト(漬け込みとフレッシュ二種類)はいずれも青くささや皮の硬さ水っぽさとは無縁でトマト苦手な僕でも唸る。
一つ一つ、フォークとナイフで丁寧にいただいた。なんて豊かな時間なんだ。
正直、これで満足と思ったが「パスタとかどうですか?ハーフもできますよ。」と勧められ、この日は貸切状態なこともあり断りきれず、牛すね肉赤ワイン煮込みのボロネーゼをフェットチーネで
大正解すぎた。
店でも自炊でも、丁寧に愛情込めて作られたものを口にすることを心掛けたい。
ごちそうさま。