雨降り頻る中、サァサァやって来たぜよ蒲田行進曲流るる蒲田。



♪キネマの天地〜

僕は毎朝これを聴きながら通勤している。

マーチングに合わせ振った腕が満員電車で横の紳士に当たり、オッと失礼。


蒲田行進曲




なお、蒲田行進曲の原曲はさらに古く、昭和4年





さすがに曲調が古すぎてこわい。

昭和レトロ好きな若者も、これは好まないだろう。ポップでおしゃれ〜だなんてTikTokに使ったりもできないだろう。

玉音放送や集団疎開がすぐさま想起されそうなメロディライン。


昭和4年ver




ともあれ、蒲田くんだりまでやって来たのは他でもない、界隈で大絶賛の嵐の限定麺を求めて。




ここまで評価が割れない(絶賛しかない)麺も珍しく。実際、噂に違わない絶品だった。





並んでいるが回転率が高いので、20分ほどで着席。





鷹の目は、千里眼や用心棒系列、ガリマヨで有名な二郎インスパイア系。




ラーメンにヘルシーやお優しいを求めるのは筋違いと思う僕にとって、これ以上ない至高かつ理想郷。




大好きな三年食太郎さんの動画で、さらに行きたい欲爆発!


食ちゃん!




男性客しかいないのは他の二郎インスパイアと同じく。

コールが分からない初心者にも優しい接客も、食ちゃんが言う通りだった(僕は分かるぞ)。



何より、スタッフ全員無駄がない動きながら客の一挙手一投足によく気が付き、そして愛想がいい。よほどそこらのバイトノリのホテルより素晴らしい。


加えて手洗いがとんでもなく綺麗だった。

トイレ掃除道具と液体が複数種類、整然と置かれていたのも感動。

ラーメン屋だからってぬるぬるギトギトでなんぼ、なんて絶対間違っている。こういうところで、いい店とそうでない店の差が出るのだ。




さて。

明太バター。

高菜と明太子、バター、レモン、背脂。

コールは

豚マシマシ

玉ねぎ

大葉マシマシ

ガリマヨ(ガーリックマヨネーズ)

ニンニク(すりおろし)

辛玉(唐辛子揚げ玉)

レモン別添え




うわぁい




この豚がとにかく美味い。

箸で掴めない柔らかさ。脂身も全くくどくない。

ほろほろなのにしっとりで、水分抜けたパサつきはゼロ。

一番の感動は、明太子が鮮度抜群なこと。

博多から取り寄せているそう。巷の明太バターはチューブのだったり質悪で生臭いものも多いため

外で明太子を食べるのは躊躇う僕だが、こりゃうめぇや。







混ぜ方悩むぜ。

のっけからガリマヨを混ぜるとガリマヨが強くて明太子バターが薄まるし。






ちびちび混ぜつつ途中から全混ぜ。





わしわしした中太麺もいい。よく絡む。

もう一気に食べ尽くした。

あー、毎月食べたい。また来年か(他の系列でやってるかも)。

強いて言えば、自分で付け加えたものの、玉ねぎは生の辛さが強かったので要らない気がした。豚はもっとでもよかったな。学びだ。




さて、と。



帰りはこれを聴いて帰ったヨ。

♪ふーりしきーる雨の舗道〜


イントロから名曲。袂が濡れるね







鷹の目