このエリアが業界人やグルマンの間で超熱いことは知っていたものの、ほぼ来る機会がなかった。
四谷三丁目と四ツ谷(そうそう、なぜ同じヨツヤなのにツが入ったり入らなかったりするのか)の間にある荒木町。
焼肉、フレンチ、寿司とジャンル様々、ミシュラン星獲得店も複数だが、こういう小料理屋が1番多い印象。
大好きな大好きな、尊敬してやまないカフェのオーナーさんに誘われての楽しい会食。
旬ものばかりチョイス。
芽キャベツの梅おかか和えと、
ネギと鯛の酢味噌和え。
ねっとりとした酢味噌とネギのぬめりに、淡白な鯛が合う。
芽キャベツも茹で加減が絶妙に良く、普段苦手な梅も美味しく感じられた。
そしてこの店の目玉。
写真で伝わる見た目以上に中身がすごかった。
ずわい蟹がこれでもかと入った丸々太ったクリームコロッケいくら乗せ。
蟹クリームコロッケはどこの洋食屋でもある人気者だが、クリーム(それもベシャメルとかじゃない既製品風味の)だらけなことも多い中、これはすごい。蟹のほぐし身を食べているよう。
牛すじと若竹の煮物。
もっともっと筍は固くて旬を感じられるエグ味がある方が好きだが、これはこれで美味しい。
この後も店に戻って作業がある彼女も僕もノンアル。お茶がまたリッツカールトンで飲んだ煎茶のような香しさで、ワイングラスで出てきた。
店内通れないほどものすごく狭い(本当に狭い)のと、2時間で2杯ずつのお茶とこの量でも、その間オーナーと他のスタッフの方に入れ替わり立ち替わり「ゆっくりでいいんですが、喋りのお供に何か足りないかなと。」「お茶でもなんでもいいんで、どうですか。」とほんのり圧を感じた以外、大満足だった。
何より今日も人生が豊かになる時間をありがとうと言いたい。
そんなこんなで2人して察して、駅前でやたら立ち話に花が咲いたのもまた楽しい思い出。
ありがとう。