百日紅、という看板の前を、多分過去何千回と通過してきた。



だが、ひゃくにちべに、ではなく、「さるすべり」と読むということ、そして超有名なラーメン屋だということは、今回の訪問で初めて知った。




学生の頃は、週に3回くらいラーメンを食べていた気がする。津々浦々相当詳しかった。
いつのまにか嗜好がすっかり喫茶やカレーに完全シフトしたので、脳内アップデートされておらず「やすべえ」とか「俺の空」で止まっている。
RIOが柚月ティナの記憶で止まっているようなものか(リオももう古いか)。




なので、どれがいいかわからず、とりあえず特製煮干しつけ麺を





有名店だけあってか、具材の仕込みがとても丁寧で繊細に作られていた。
絶妙な黄身と白身の柔らかさと塩味の味玉、低温スチームされた鶏ハムと豚チャーシュー(多分)。

麺は中太でかなりもちゅっとコシがある。
好みだ。



ただ、まさかの笑える手違いが。
およそ食べきれないと踏んで麺半分でオーダーしたのに、着丼したらむしろ横の先生がオーダーした並盛りより多い。


スタッフ「僕の字が汚かったみたいで、中盛りで作られちゃったんです。全然残して下さい!」


ありがた迷惑と言いたいが、いい人なので文句も言えず。
幸い、超食べてくれそうなツレが一緒だったので大々的にお裾分け。ことなき。



なお、この日のラーメンは、忘れ難き思い出の一杯になった。同じ時代を同じ空間で過ごした仲間との不思議な縁での出逢い。これからもよろしく
だ。