さて正午( ◠‿◠ )上沼さんに感謝して、ここから離脱

ウィーンはとにかく行きたい場所が多く忙しい


この街は、リンクと呼ばれる環状路線があり、その回りをくるっと回ると、ほぼ一周できちゃうのだ。



本旅から、事前に地図を頭にインプットすることにしたが、これが良かった





皆さんの頭の中で、四角形の左上から反時計回りに出発するとイメージしてもらえたら分かりやすいかと




まず、ブルク劇場

古典劇なんかやってる

バロック建築







市庁舎

こちらはネオバロック







向こうに見える白いのは、ラントマンという有名なカフェ

日本の表参道にもあるのでパス






金ピカミカエル(天使)













この超とんがりはヴォティーフ教会

エリザベートの旦那、フランツヨーゼフ一世暗殺未遂事件を受け、弟(メキシコ皇帝)マクシミリアン3世が「兄貴、生きててよかったよ!」と喜び、その地に記念の教会を立てたのだ




建築したのは、ウィーン大学を手がけたフェルステル

しかし、優しいフランツヨーゼフ一世が今の天皇陛下(エリザベートとの関係も含め)に重なるのは僕だけだろうか







まさにヨーロッパトラムの旅






市庁舎ではズンズン音楽が流れ、フェスティバル








ブルク劇場





その向かいにあるのが、僕がとっても来たかった場所








国会議事堂!

見てくれよ、この、まるでギリシアアテネの神殿さながらの






なんとなくギリシアぽくなった、なんてはずもなく

まさに民主主義の象徴アテネをイメージして作られたそう






英知の女神アテナが





僕がなぜこんなに興奮するって



「♪ペガサスファンタジー そうさ夢だけはー」



愛してやまない聖闘士星矢オープニングを思わせるからだ

カシオスーアルデバランージェミニーーーーー





どんな議員たちが登庁するのだろう






















そのすぐ先に見えるのが




最高裁判所






日本のアレの方が砦ぽくていかめしい気もするが、こんな美しいと裁かれた気がしなそう











大事なことを言い忘れた

この日も、死ぬほど暑い





けど、背に腹

行きたいとこがたくさんあるゆえ







なんの店だろう

かわいいピンク





目的の店、スーボアという文具屋についた




ガラスがかわいい







あれ?




ショック

やってない







ウルリッヒというオーガニックバー、こちらは昼から開いているが、通過














楽器屋さんだ



しかしここもやってない



なんなんだ

急に感染都市みたいにどこも閉まってる

もしや




祝日だった

なるほど、やむなし

しかし日本と違って、ものの見事に店々が閉まるのね祝日







ここも行きたかった雑貨屋さん








かわいいギャラリー















変な道を通る







これ、スタバだってよ

かわいすぎるだろ







暑いよね、タンクトップになるよね







ヨーロッパにたくさんある雑貨屋




こんだけ開いてなくて残念だな、と思われようが、僕は全然気にしてない

物が増えるのが嫌なので基本買い物しないし、予習した文化的施設とカフェが堪能できたら満足






かわいい主人が有名なカフェシュペルル

エゴンシーレも通ったらしい




さて、見たかった建築を見るぞ



メダイヨンマンション、マヨリカハウス!






拡大してみてほしい

壁面装飾が斬新で素晴らしい、ユーゲントシュティール代表作







ナッシュマルクトという市場の真横にある








これよくみてほしい

左のマヨリカハウスは花模様がすごく、右のメダイヨンマンションは壁面いっぱいに女の顔、そして2つの建物の間、てっぺんに叫ぶ女性像が







ナッシュマルクトもほぼ閉まってる






がらーん






と思ったら、音楽隊がやってきたよ( ◠‿◠ )こんにちは







続いて、向こうに見えてきたのが分離派会館

このまんまるすごいっしょ







設計は、これまたウィーンでよく聞く名前のヨゼフマリアオルブレヒ







もう超ユーゲントシュティール、アール・ヌーヴォーの典型

これ、金ピカキャベツ頭の愛称らしい






なんて書いてあるかとゆうと

「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」



そしてメドューサ3人

髪が蛇化した、ギリシア神話に出てくるやつ




まさに、バロックやロココやかたっくるしいよ!斬新にいこうぜ!なアール・ヌーヴォー志向が出まくってるね






その前にあるのがカフェムゼウム






こちらもユーゲントシュティールの代表、アドルフロース建築だが、もっとすごいのがエゴンシーレとグスタフクリムトがここで出逢ったということ









見どころがありすぎる

向こうに見えるのが







カールス教会

左にカールスプラッツという駅舎が見えるが、こちらもまたオットーヴァグナーというユーゲントシュティール代表建築家のもの




建築大合戦だな






お、日本料理日本橋




ツアー参加者の母息子が、日本食が食べたいと言って添乗員さんにこちらを教えてもらっていたな、と思いながら






楽友教会ホール

ウィーンフィル楽団の本拠地







ニューイヤーコンサートもここで行われる

おおおお




残念ながらオフシーズン

いや、しつこいが今の仕事のせいでクラシックアレルギー激化中なので、いずれにせよ素通りだろう





さてさてそろそろお待ちかね





ウィーン最高峰ホテル

インペリアルへ








こちらは裏口







正面






ここがカフェインペリアル







うっ








前日のザッハーに続き、日本のホテルにない格式オーラにたじろぐ






しばし傍観する怪しい僕






大丈夫、今日もすっごく高い服できた

いざ!





僕が生きてきた何十年で見たホテルで、1番凄かった
















泣きそう









開いた口が塞がらない






どれだけの皇族が泊まったのだろう





あっ





なお、上皇后様らも宿泊されたそう







お髭のあなたは…涙







手洗いまでの道




















入店

美味しそうで美しいケーキが並ぶ

例のあのケーキも






ここに座る

ホテルスタッフも、どなたも非の打ち所がなさすぎて、もう自分がミザリーな物乞いなんじゃないかと恥じるほど







今日はケーキではなくご飯を食べるのだ

昨日スイーツオンリーだったからね








その前に手洗いに



思わず撮るなんて、田舎者の所業















手洗からカフェへ

もうさやばいよやばいよ








迷い迷って、アイスコーヒー








テラスにいるギャルソンが素敵すぎる








他の客もここが似合い過ぎている





ご飯、きたよ

オープンサンドだよ



イメージするオープンサンドの百倍美しく、そしてデカい














ものっそい大きいの伝わるだろうか







スライスされたカンパーニュの上に、たっぷりバター、パストラミビーフ、エンダイブ、アボカド丸々一個分、紫キャベツとバルサミコ酢和え、ドライトマト、かいわれ、と、カリッとフィヤンティーヌ、たっぷりパルメザン














全て色が新鮮美しく、味付けも全部違う

美味しいぃぃぃぃぃぃ







パンも、多分旅で初めて業務用じゃないのを食べた

あまりに美味いので確認したところ、ウィーンで有名なオーガニックベーカリー、ヨーゼフブロートのカンパーニュだそうだ

国産小麦の香りがすごくいい




ヨーゼフも、行きたくて開いてなかったので、ここで楽しめて嬉しい







食べきった…1時間かけてゆっくり味わって食べた






素晴らしいカフェだった




そしてカフェインペリアルといえば

絶対買うと決めていた

インペリアルトルテ










この小さいのがすっごい高いが、ザッハトルテ友一線を画す、レシピ非公開独自製法のトルテ

フランツヨーゼフ一世のために作られたもの

さつき、廊下にいたねフランツヨーゼフ一世




エリザベートもスイーツ好きだったけど、フランツヨーゼフさんも好きだっだな

一緒に楽しむこともあったのかな





さて、お尻から根が張って動けない感じだが、もう少し散策するか






これがオペラ座











その横の、シュテファン寺院に続くケルントナー通り

四角形の右下から右上へ行くイメージ






ゲルストナーというこちらも有名なカフェ

日本にもあったような






エリザベートが大好きだったスミレの砂糖漬けもある








チョコを見ていたら、アイスクリームをオーダーした中国人女性があからさまわざとおっことし、絶叫して店員に服が汚れた弁償しろとクレームしていた


相手にされず放置されて、諦めたのか怒って去って行った





祝日だからかあちこちで皆さん生演奏








確かカプツィナー教会

フランツヨーゼフ一世、エリザベート、マリアテレジアとか、歴代ハプスブルク家が、みんなねんねしてる








ここも装飾が美しいね







ここのパン屋さん行きたかったな





で、ついたよウィーンの象徴、シュテファン寺院



圧巻




















本当にどこもかしこもアール・ヌーヴォー祭り







四角形を右上から左上へ

グラーベン通り








アルトマンキューネというかわいいお菓子屋さんもお休み






箱がかわいすぎる








向こうにいるのがペスト記念碑







と、左の小径を覗き見る

カフェハヴェルカがある




ブプテルンという、蒸しパンみたいな熱々パンが有名らしい



入ってみた




エアコンなしで蒸し風呂だったので、即出た








ペスト終息記念碑近づいてきた





ヨーロッパ各地にペスト記念碑は多い

17世紀頃、今のコロナの比じゃないほどの犠牲者が出たからな

この真下には老婆(ペストをイメージ)の像があり、天使にむんっと投げられている












ペーター教会







ユリウスマインルという高級スーパー

多分明治屋みたいなやつ

ここも閉まっていた







歌ってる






ここもユーゲントシュティールゴリゴリ

エンゼル薬局

薬局だぜ?














目指してたカフェツェントラルは、大行列で断念

ヒトラー、スターリン、トロツキー、カフカが訪れたというとんでもないメンツの行きつけという、気になってならないカフェ







ここはホテル







ペーター教会







なんか別の教会













もう帰ってもよかったが、もう一件と

カフェデメルへ



日本のデパ地下どこにでもあるデメルなのでやめようと思ったが、空いているのと、萌さんオススメだったので



確かに日本とは違う






















トルテ論争

ザッハーとデーメルどちらが先かという論争

個人的にはザッハーに決まってるだと思うが、うちが先だといがみあい、かわいいレベルでは済まず、差止訴訟にまで発展したとか






ミニ版にした







ミニすぎる







デメルのはあんずママレードがない







でもこのストライプに入ったシロップはなんだったのだろう






2階で食べたが1階も素敵だ






デメル














ロースハウス発見




「装飾なんて悪だ!」という癖のある発言で有名なアドルフロースによる実用デザイン建築

クリムトら分離派と同じくユーゲントシュティールの時代に生きているのだが、ロースはとっても批判的だったらしい




しかしシュテファンすごすぎるよな

鐘が鳴る鳴る法隆寺も仁徳天皇陵も日本の誇りなんだろうけど、隣の国の芝青さかもしれないけど、桁が違うよ