朝です( ◠‿◠ )おはようございます。

7時起きなんて、僕にとっては年に数回もない超早起きだけど、バッチリ快眠8時間、時差ボケってなんですか?という感じで。





そして朝ごはん。

よほどいいホテルに宿泊した時以外朝はパスする僕だが、ホテルの綺麗さが食欲を湧き立たせた。





わーい、さすがチーズ王国。

おびただしい種類のチーズたち。








日本の朝食ビュッフェ会場は、雑然として汚いその光景と、我先にと群がる宿泊客に萎える。

それもあって利用していないのだが、こんなコンパクトなホテルなのに綺麗だなんて。









パンばかり食べるのは相変わらず。

このホテル併設のベーカリーなんかじゃなく業務用なのだろうが、それでも日本のホテルで95%目にする業務用とは全然違う。


事前に萌さんが教えてくれたが、そもそも水と小麦が美味しいからだろうと改めて思った。

こんな偏った取り分け方でも豊かな朝食に見えるくらい、ランチョンマットもカトラリーの置かれ方も素敵。









眩しいくらいの朝陽。

うーん、朝活大嫌いマンだがこれは最高。朝活好きになりそう(もちろん帰国後も安定の超夜型)










朝食後は荷物をまとめてバスに乗り、オランダのハーグからベルギーのアントワープへ。




バスから見えるハーグのちょっとした街並みも綺麗。









先述のように、ハーグは国際司法裁判所など欧州の政治経済の中心地。


"オランダは法人税率25%と低く、そのため海外企業の参入が多い"みたいな記事を目にしたが、25%ってそんなに低くないように思う。

ハンガリーの方が、15%(その分消費税がめちゃ高い)とEC加盟国の中ではダントツ低い。

税制は、生活に直結するからこそ、日本に限らず全世界で喫緊のテーマとなっているが、「増税=政治家の悪い奴がうまうまして国民が汗水垂らして働いた金を巻き上げる」というのは流石に短絡的過ぎる思考かと。

税金は公共事業など国民全体の社会福祉のため使われるもの。それが正しく使われているかこそを見極めて物申したい。ある程度は政治家の説明義務になるのだろうけど、自分でも"正しく"調べてから意見すべきで。








なんて思いながら車窓を眺めて。









ついたよ、ついただよ、アントワープ。









アントワープは「フランダースの犬」が有名だが、フランドル地方といえば中世ヨーロッパに毛織物業が栄え、潤沢な資金を得た街。

今でも数々のギルドハウスが建ち並ぶ。




また、宮廷画家ピーターパウルルーベンスゆかりの地であり、ドリスヴァンノッテンなどファッションデザイナー(アントワープ六人衆)を数多く生み出した街。









向こうに観覧車が見える。

街自体はそんなに大きくない。半日あればくるりと回れそう。









フランドル地方最大のゴシック建築「ノートルダム大聖堂」





フランダースの犬ラストシーン、パトラッシュの飼い主ネロが天に召されるシーンで有名(泣かせる系の作品は苦手なので見ておらず、委細不知)。

ネロが見たかったのが、ルーベンスの絵画(後述)。





1352年に着工後、北塔完成に足掛け169年かかったそう。一方南塔は財政難で未完のまま。

設計は、ジャンアッペルマン、ペーターアッペルマン父子に次いでヘルマンデワーゲマーケレが携わって完成。




ノートルダム大聖堂ってゆうとパリのそれを想起される方が多いと思うが、当然ながら別物。

あちらの方が旧い(1163年)。

そして世界遺産だったが、2019年4月15日に焼失している(その後復元?)。






アントの大聖堂は、そのあまりの美しさに神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン国王カルロス1世)が「1つの王国に値する!」と称賛したそう。




しかし遺産というのはだいたい宗教に絡むゆえかその後も安泰とはいかず。

1566年にゴイセン(ネーデルラント17州のカルヴァン派)の取り壊し運動で破壊され、1801年のコンコルダート(ローマ教皇と国家間の国際法)でいったん司教座も失い、1961年アントワープ司教区再設でようやく奪還、落ち着きを取り戻したとか。







そのすぐ横に位置するマルクト広場。

たくさんのギルドハウスに囲まれている。

真ん中には英雄ブラボーの像(むんっ、と何かを投げている彼)。

巨人と戦い、その腕をもいで投げ、アントワープを救ったという逸話。











市庁舎は名の通り市庁舎なので各都市にあるが、まぁ日本のそれ(区役所市役所)と比較できない美しさ。

















鐘楼は、とにかく音色が美しい。カリヨンという鐘が内蔵され多重音が奏でられるのだが、各都市によって様々。









ちなみにこれはフェスティバルの音でありカリヨンではない。












そして中へ。