そして11月からは足掛け20年近く愛してやまないジンジャーブレッドラテが始まる。
やはりスタバは秋冬がいいね。
こちらは、友人らとご飯した日。
「まぁまぁ味は普通だけどthe学食風な方と、味微妙だけど雰囲気まぁ、おぅってのどっちがいい?」
という、何ともどちらも気が進まない選択を提案され、後者を選んだ。
お二人はナポリタン。
僕は唐揚げとハンバーグ。
唐揚げとキャベツとたくあんと味噌汁は完食したが、あとはごめんなさいしてしまったら、友人の1人が「もったいない。」とパクパク食べ始めた。
ちなみに、僕と同じく普段昼はあまり食べたがらない友人だのに。
空っぽになったお皿を下げにきた若い男性店員さんが
「ちょっと、多かったですかね。ごめんなさい。フードロス削減にご協力下さりありがとうございます。」と笑顔で僕らに声掛けてきた。
今こうして書いて思い返しても驚く。
マニュアルなんかにないはずだ。
申し訳なさとともに、その店員さんの的確な言葉選びと思考の深淵に触れた気がして、感動した。
もちろん、好きではないはずの昼飯での満腹を受忍して、パクパク食べてくれた友人にも感謝。
僕がセーブしてしまったのは、その場でその友人と夕飯もする運びとなったからで。
普段から、なるべく望まないもので腹を満たしたくない僕、常に最後の晩餐のつもりで飯と対峙している僕なので。
いつもながら、この友人との楽しい街歩きと会食、どこにしようか迷ったが、大正解。
プレッツカフェクレープリー。
パリでも有名な、ガレットの専門店だ。
今やそこかしこで食べられるガレットだが、ここがやはりピカイチ。
普段行列のはずが、ノーゲス。
秋風が気持ちよくて思わずテラスに。
白ワイン風のシードルと、冷製ヴィシソワーズ。
美味かったなぁ。
ざらざらとしたじゃがいもの舌触り、さらさら過ぎるジュースみたいな感じではなく、ぽってりとろとろクリーミーな喉越し。いい!
こちら、いつも激混みで3回ほどしか訪問したことがなかったが、なんかものっっすごく感じがよかった。バイト君の年齢ではなさそうだから、オーナー?メガネの男性店員さん。
また来週も再来週も来ようかな、と思うほどに優しく気が効いて。
静かな裏表参道の十字路。
この通り(なんて名前だっけ。まいせんやQ-potカフェやロータスがある)大好きだ。
チーズ盛り合わせ。
いちじくジャムとナッツと一緒にバゲットに乗せて。
ブルーチーズとカマンベールチーズのほかは、なんか山羊のような癖のある(嫌いじゃない)やつと、花びらたけのようなキノコまがいのやつ(こちらは癖なし)。
そしてガレット!
僕はスモークサーモン!
アスパラガス、目玉焼き、たっぷりの生乳クリームとチーズ!
パリッパリのそば粉生地!
うますぎぃる!
ちなみにブログを振り返ったら、前回もこれにしていた笑
友人はキノコと帆立。
帆立を使った料理って、その辺のやつはちゃっちぃ貝柱のことが多いが、こちらはさすが立派な身。何よりきちんとグリルしていて、店中帆立のいい香りが立ち込める。
せっかく別のにしたのに、もらうの忘れた。
そしてデザート。
本当は、テラスから見えるロータスに行こうとしたが閉店しており、そのままこちらで。
僕はマロンチョコレート。
チョコレートも、いわゆるチョコレートと言えない身体に悪いチョコレートソースを使う店とは違う。カカオがもったりと濃い。
上のクリームも植物性油脂のホイップじゃない!素晴らしい!
ちなみに、食べ終わってもう少し散策しようとしたら、急に冬将軍がやってきた。
「さむっ!無理!」
「冬だ!」
2人してぶるぶると体躯を震わせて、めいめいタクシーで帰路に着いた。
別日。
神保町喫茶に行きたいという友人と。
神保町は僕の庭だが、カレーも喫茶もありすぎて絞りきれない。
初めての友人にどこがいいかなと迷いつつ、一通り散策して、こちらにした。
ウインナーコーヒーを日本で初めて出した店、ラドリオ。
ウインナーコーヒーにはせず、アイスコーヒーホットコーヒーとアールグレイケーキ。友人はバナナケーキ。
手作り感たっぷり。
以前食べた時、ウインナーコーヒーは生クリームをちゃんと使ってくれていた気がするが、なんか今日は植物性油脂のホイップだったのは少し残念。
でも、相変わらずの時が止まったような空気感、シャンソン流れる心地よい店内、最高だった。
喫茶だけにしようと言っていたくせに、なんか歩かせすぎて腹が減ったのか、カレーが食べたいという友人。
わぁ、どこにしよう。
半蔵門のプティフアラカンパーニュは知っているらしく、そこまでタクシーで行こうと提案してきたので、ふふん、これは欧風が好きなのだなと踏んだ。もっとも僕はそんなに欧風好きではないので、ボンディやガヴィアル、共栄堂などの王道はできれば避けて、ここでしか味わえない味を友人に知って欲しく、苦手かもと賭けではあるが、
エチオピアに!僕も久々!
チキンと野菜!辛さは10!
久々だからか10でも辛い。しかし、美味い!
体調をよくする小気味良い辛さとはこのこと。
ここのカレーは、ビビるほど具沢山、そしてオーダーしてからスパイスを調合してくれるから、生姜にターメリックにカルダモンに、新鮮なまま火にかけられており、マジで美味いのだ。
「エチオピア、1人でも行きたい。美味いなぁ美味いなぁ!」
グルメな友人が唸っていた。嬉しい。
時計を見て急いで帰宅していたが、翌朝早くに渡航とのこと、僕なら前日は絶対予定を入れない。
なのに、ありがとう。また帰国したら遊ぼう。