丁寧に淹れられたコーヒーと。
友人のこれ、何だっけかな。
ラテかと思ったが、彼女、コーヒーダメな人だったから…ミルクティーにしてはふあふあフォーミーだな。
そして、じゃじゃん!
マッシュルームとしいたけのホットサンド!
焼きがすごい。全粒粉の生地がこれでもかと焼かれてプレスされている。
友人はヴィクトリアケーキ。
彼女がそのチョイスにした理由は2つ。
一つ。この日までヴィクトリアケーキを知らなかったから、僕が強く勧めたのだ。おんきせがましくネットで調べて解説しながらね。
二つ。久方振りの彼女、ビビるほど食が細くなっており、この後巡る店を考えてセーブしたようだ。
僕は気にしないもんねー。
はー、しかし歴代ホットサンドの中でもヤバかった。
付け合わせのキャベツソテーも、くたくたで程よい酸味で最高。
ヴィクトリアケーキ、美味しかったと思うが、もうビビるくらい、それはそれは小さく小さくフォークをちびちびと刺しては口に運んでいたので、ボロッボロに崩れまくっていた。
(焼き菓子にありがち。そうなるので僕はボロボロ系焼き菓子はかぶりつくか、大きくカットすることにしている)
そんな食べ方して美味いのかな…と突っ込もうと思ったが、繊細な彼女を怒らせそうなのでよしておいた。
とりあえず今度僕も食べてみよう。
友人アングル。
そうそう、アールグレイの茶葉が入ったヴィクトリアケーキだったらしいよ。気づいた?
今書きながら、LINEしようかと思ったけど、やめておこう。
しかしよしかし。
これ食べる時、大袈裟じゃなくASMRだった。
あまり笑わない彼女が、チーズをみょーーんと伸ばしてザクゥっと音を立てる僕を見て笑うほど、小気味よく咀嚼音が鳴った。