こちら、17時まではウツボベーカリー、夜はうらパネに切り替わるらしく。
ウツボさんのパンがとにかく美味しそうで、もうずっと目をつけていたのだが、晴れて訪問。
取り置きをして、ホテルでいただいた。
(なのでうらパネは今回利用せず)
やばい。
普段ホテルで皿など出さないのだが、この店への礼儀とばかりに皿を出した。
ぶり大根サンドイッチと、桜マスカルポーネスコーン。
ぶり大根のサンドイッチって美味しいの?と思われそうだが、最高に美味しかった。
まず、鰤が美味い。外さっくり中ふわふわに調理され、濃すぎない程よい味付け。
そして大根は、紅芯大根(そうだよな、普通の大根だとデロデロになる)。それと冬の美味しい野菜、ちぢみほうれん草。
何より、チャパタが美味い。美味いパン共通の、小麦の高品質さが分かる香り、高加水のもちゅもちゅの生地、時間が経ってもパリッとした皮、添加物なんて無縁なテイスト。
桜あんのスコーンは、それこそ冷蔵庫に入れておいたのになおザックザク力強い歯応えで、たっぷりのマスカルポーネ桜あんが上品。巷の桜スイーツのように、人工的香料がツンと鼻につくことなんてない。
なお、theチョコレートは、ホテル支配人からの差し入れ。ニアミスで僕のチェックイン前に帰ってしまった支配人、会えない代わりにと用意してくれていたのだ(常連自慢)。
今時多くはない、ホスピタリティ溢れるホテルマン。ありがとうありがとう。
感動して、翌朝並んだ。
全てが美味そうすぎる。
そうそう、夜、もう一つマスカルポーネチョコレートという、マスカルポーネクリームたっぷりのブリオッシュを購入したのだが、美味すぎて店出て5秒でかぶりつき、30秒で完食してしまった。
ふわふわではなく、かなりしっかり歯応えのブリオッシュが意外にも美味しく、そして中身はたっぷりマスカルポーネ…ほんのりアールグレイも香り、マジで10個は食べたかった。
見てくれよ、このレベチなスコーンたちを。
種類もすごい。
大阪に住んでいたら確実に毎日通う。
こちらのパン屋は、サンドイッチのクオリティが激しく素晴らしくて。
それも、魚を使ったものが多い。
ただぶっ込んでマヨネーズなどで和えるのではなく、フランス料理のように一つ一つ丁寧に調理しているのだ。
例えば鯛のポワレとスナップエンドウ春キャベツのサンド、きのことホタテのアンチョビバターサンド、鯖と菜の花タルティーヌなど。
いずれもテイクアウトしたが、もはやフランス料理だった。
肉系も美味しそう…。バインミー…。
照り焼き、バルサミコ酢を使っていたのだな。
さもありなん。
僕のチョイス。
甘酒と桜スコーンとクロワッサンも。
ちなみに、なぜうつぼかとゆうと、靭公園が近くにあったり、この辺の地名のようで。
焼きたてをここでいただくのもありだな。
いや、愛してやまない僕の行きつけホテルが近いので、やはり持ち帰るか、いやぁ裏パネか。
そしてこちら、通りすがりに見つけた、絶対レベチな店。
焼きたてをいただけるらしいが、謳い文句が美しい。
「お菓子は呼吸しているうちに…」
食べることが好きな以上、詳しくありたい、そして作り手(もちろん気概を持って仕事をしている作り手に限る)にも作品にも、敬意を払いたい。
漫然と口に運ぶなら、何も食べたくない。
…といって、冷やしたポッキーを機械的に口に運びながらこれ書いてるけどネ。でも、全て本音なんだから。