ついでに、これから広島へ行くのに、空港で広島名物の八天堂生クリームパンを買って食う人。
チョコバナナ、空港限定だったもんで。
ちなみにまあまぁ。
なぜ詳説日本史を読み直しているかとゆうと、
ここに行こうと思ったから。
おお…中学生以来だ。
僕は変なとこ人の数十倍完璧主義なので、飯でも美術館などの文化的施設でも
「なんとなく写真パシャパシャ写真撮って味わった気分になったなーそれが何かはよく分かってないけど。」ってのは薄っぺらくてスーーーパーーーいやなのだ。
ならば食べない方がいい、行かない方がいい、バッカみたい!…心底そう思っている。
なので、原爆資料館へ行くなら、今一度第二次世界大戦前後…のみならずひと通り通史を見返そうと思ったのだ。
しかし、久々に来て慄いた。
意外にも、原爆ドーム以上に、この灯火に。
普段、禍々しいものとか、御霊とか、生霊とか、そういったものは非科学的と低体温な感情で思っているタイプだが、なんか思わず「おぉお…」と後退りしてしまうほどの、特有の凄みを感じた。
実は原爆資料館について、気になることがあった。
馴染みのバーで最近話題になったのだが、なんと"エグいゾーン"がなくなったらしく。
僕が初めて訪れたとき(初めては5歳くらい)、それはそれはセンセーショナルだった。
朧げな記憶だが、ケロイドの被爆者がマネキンで生々しく再現されていた。もちろん、見たくない人のために暖簾(TSUTAYAのAVコーナー的な。例えが酷くてすまんが)で分けられていた。
「きちんとありのままを伝えるべきではないか、撤去なんてとんでもない。」
「きっと、昨今のコンプライアンスこじらせ風潮で、時代錯誤として撤去されたのでは。」
…馴染みのバーではいろいろな意見が飛び交った。
なぜなくなったのか、本当に一切撤去したのか、手土産も兼ねて、僕は真偽をこの目で確かめてこようと思った。
あれっ。
ケーキ屋へ?
…行かなかった。原爆資料館。
詳説日本史まだ読んだのに、通過した。
エグいゾーンチェックが嫌になったからではない。時間がなかったのだ。空港が遠すぎた。
それと…やはり敢えてエグいものを見る必要があるか(まだエグいゾーンがあるとしても)疑問に思ったのもある。
ありのままを視覚に焼き付ける代償に、その後しばらく食欲が著しく減退するリスクを負う必要があるだろうかと。
原爆資料館を回るには1時間半は必要。
一方で、パン屋、ケーキ屋をダッシュで巡り、三越のイベント会場で働く友人と一瞬会うというコースもおよそ1時間半。
後者を取った自分を讃えたい。
東京でもなかなか見ない名店に出会った。
何だこれ。とんでもない。
スイーツって、(グルメの僕でも)普通の飯よりも「美味い」と感じるハードルが低いもので。
不二家でもコージーコーナーでも、コンビニスイーツでも、普通に美味いと思える。
でも、所詮添加物まみれの油脂まみれの粗悪プラスティック商品と、アヴランシュゲネーやイナムラショウゾウランクの店の違いが分からない人、多すぎるんだよこの世の中…つくづく萎えるから、もうわかる人以外、いいもん食わないでくれよ…てか少なくとも一緒に食いたくねぇ。
でも、僕はわかるもんねー。だから味わってありがたく愛おしく。
いやーしかし素晴らしい…。
リバティという名のケーキ。
ナッツのムースと、杏。
杏と聞いて、さっぱりスイーツが嫌いな僕は、酸っぱかったらやだなー、と迷ったが杞憂だった。
洋菓子舗ウエストにかつてあったエンゼルケーキに似たこっくり感。
全ての食材が高品質で丁寧。本当にすごい。
そしてネーミング。今の僕に相応しい。
リバティ、そうリバティ( ◠‿◠ )クソが。
宝石箱のようなウインドウ。
普段味わって食べない人を軽蔑しているのだが、とっても急いでいたのもあり、不本意に2分で平らげてしまった。
これも美味しそうだなぁ。
その「いつも味わって食べない民のパイセン(本人は否認)」にこの写真を送ったところ「絶妙に不謹慎なこのネーミングもナイス」と。
え、そゆこと?
意識してなかったけど…うーん…うーん…でも、場所柄…やはり不謹慎かもwww