湯船に氷をポシャンと入れたかのよう。本当に、楽しい時間はあっという間。



ここ一番とも言っていいほど楽しみにしていた、大好きな友人との久々の会食。


そういえば、いつも自然と店選びを任せていたが、予想外にとんでもない店を指定してくる。
何が予想外って、およそ飯とか興味なさそう(どちらかといえば、太るから安易に食べたくない的な)なのに、そんじょの似非グルメさんもビックリの引くくらい美味しい店に連れて行ってくれる。


この日も。
というか、料理が凄すぎて、iPhone 7と思えない煌めきを放つ写真たち。





ワインビストロ、神楽坂、そして名物がいずれも美味しそう。



そんなに普段飲まないだろう友人だが、僕のワイン好きスパークリング好きに合わせて、自らは一杯目ビールをオーダーしつつ、ボトルに付き合ってくれた。



ウィーンの辛口スパークリング。珍しい。

そして美味しいこと!!






こちらの名物、自家製パン。あおさ入り。

高加水!高島平の「下田流」さんのパンくらい高加水!

はー、あと6個くらいおかわりすればよかった!







食も(僕に比べたら)細かろう友人だが、僕が気になったもの全てオーダーして付き合ってくれた。



淡路島玉ねぎのプリン、蟹といくらのせ。

これはこの店のイチオシだそう。うまっ!

「なんか想像と違うけど美味しい。」と、相変わらずのおとなしめテンションで感想を零す友人。

話(ほぼ全て僕の自分話)に夢中でテキトーに相槌を打ってしまったけど、どこがどう違ったんだい?







これは友人が「あ、これ食べたい。」と希望した、フグのカルパッチョ。

分厚くて濃ゆいフグ。何より芸術。







これはもちろん僕のオーダー。

ポルチーニ茸のコロッケ。

夏に別の友人と行った神楽坂のビストロ(名前なんだっけな〜)でも食べた。こちらの方が小ぶりだけど軍配はこちらに。








これも友人リクエスト。

白アスパラガスとタルティーボのソテー焦がしバターソース。




白アスパラガスって、ふにふにぶにぶにのしか食べたことがない人、多いのではなかろうか。

あれ、缶詰だからね(知ってるか)。

生のはこんなにもシャキシャキ歯応えがあって美味しいのだよ。

タルティーボ…イタリア野菜でチコリの仲間だそう。歯応えは白アスパラガスに似ている。








鹿肉ラズベリーソース。

何肉にするか、無難に牛肉か…とも思ったが、ここなら冒険しても生臭くて筋だらけで大失敗とか有り得ないと踏んで、鹿肉に。



はい、正解。

この綺麗な色よ。



牛肉かとゆうほどやわらかくて。

ラズベリーソースと合うこと。








ボトルが枯れたので、赤ワインを。








インカの目覚めも美味しいし、本当美味しかったなぁ…この肉。赤ワインが合うなぁ…。




この日残念だったのが、僕の話に終始してしまったこと。

自分話捲し立てておいて、残念とか失礼極まりないが、せっかく久々なのに、何よりこの友人が好きだからこそ、もっといろんな他愛ない話をのんびりしたかった。





北海道白子とイタリア産カラスミのパスタ。

とんでもなく美味しいカラスミの味は覚えている。が、これ、シェアしたのかめいめい食べたのか、もはや覚えていない。





残念だなぁ…。

そして、僕にしてはここ一番酔っ払ってしまった。





大好きなバスチー。

フォークを刺した時、ゆるくてやわかったのは覚えてるが、焼きみかんが添えてあった記憶はない。






何より、駅まで一緒に行ったが、その後どうやって解散したのかも覚えていない。



なのに不思議と、帰宅したら即復活して、いつも通りアイスを貪り食いまくって朝まで起きていた。いいワインだから悪酔いしなかったんだな。




ありがとう。またすぐ会えるよな。次はどこかな。