申し訳ないけど、期待していなかった。
食べログ評価と、価格帯と、あっちゃこっちゃで見かけるチェーン店だなっていう印象と、インスタ予習で見たラム肉の鮮度予想とで。
でも、この日はもうとにかく楽しみでならない会だったので、トリキだろうが磯丸だろうが、なんでもよかった。
なぁんて失礼なことを思っていたが、全力で謝罪したい。
超美味かった。
美味すぎて、コースでは足りず、追加注文してしまった(僕ばかり食っていた気がする…すいません)。
いい色。全然いい色。予習で何を見たんだろ。
何よりこの一年で思ったのが、あまりに鮮度が良すぎて淡白なラム肉は物足りないな、ということ。札幌すすきの「いただきます」で、眩しいくらい鮮度のいいラムを食べて、そう思った。なんか淡白すぎて、30枚食べても物足りないだろうなと。
これは、ちょうどいい。
コースにしてもらったが、野菜もたくさん、逸品な一品ものもたくさんで楽しい。
あ、そうそう、なんかホイル焼き的なの、僕にも回しておくれよーと思ったけど、話に夢中なうちに言えず自体だった。
いいのだ。
全部焼いてくれたし、馳走になったし、何よりこの日は特別な夜だったから。
学生の頃と違い、またコロナ禍を経て、始発まで遊ぶ機会は格段に減った。機会、というかその意欲も減退した。僕だけじゃないはずだ。みんなおうちに帰るのが当たり前になった。
おうち大好きな僕だが、寂しさはすごくある。
この友人とは、なぜかメシの後カラオケ、からの始発まで喫茶店で延々話し、気づいたら日の出。
この日は、僕が大好きなフラミンゴへ連れて行った。怪しげな赤くスモーキーなネオンの中、あれやこれや語り、語り終わる頃には、しんどかったことが嘘みたいに至福夢心地だった。
いや、嘘だな。会う前から、しんどかったことが何だったか霞むほど、鏡に映る僕はご機嫌だった。
ありがとう、よ。