なんでも、覚悟を決めておくと、案外大丈夫だったりする。




人生初の冬の札幌、寒いだろうな…死ぬほど引くほど厚着していこう、そしてほぼ一歩も外を出歩かなければいい…にしても、ぷるるっ。


…と思っていたが、さすが順応力高き僕、全然大丈夫だった。





しかし、さみぃよおぉぉぉ。

だってこのソラノイロ!!





不幸中の幸い、この日だけなぜか東京と気温はほぼ同じだった。

しかし、東京との大きな違いは気温でなく天候。




雪( ◠‿◠ )


からの路面凍結( ◠‿◠ )アイスバーン!





転倒が怖くて、腰を曲げて傘を杖にして歩いた。

周りの老人より誰より、僕が1番歩くの遅かった。

しかし背に腹。





しかし、慣れてきたら意外に歩けそうな気がして、へっぴりのままフラフラ彷徨ってみた。




道を間違えたことで、前から気になりつつ未体験だった二条市場へ辿り着いた。




ミニミニ築地といったところ。

なんか、築地もなんだけど、全然惹かれない。

素人目ながら、鮮度的にパッとしない気がするのだが、だとしたら高級鮨店のオーナーたちはどこで購入しているんだろ。築地の魚にもランクがあるのかな。凄いのは金庫にでも入ってるとか。





しかしさむそー。








なんかでも、都会だからか、盛岡や岡山より落ち着くよ。

そんな僕は、やはりアーバンリゾート東京砂漠生まれ。








夜はミュンヘンクリスマスマーケットをやっているらしい大通公園。とてもじゃないが、その時間の寒さに耐えられないのでパス。ホットワインにグーラッシュがあったとしても、全然見合わない。





さえらの蟹サンドイッチと焼きもろこしコロッケサンドイッチを食べようか、どこかのスープカレーにしようか迷ったが、寒すぎゆえ、辛くて熱いものに軍配。




前回ピカンティに行ったので、その他で探した。

奥芝、スアゲ、ガラク辺りは東京にあるのでパス。となると、イエローかカオスヘブンだな、と、それらのある方向(大通公園の東の果て)へ向かった。



…店、開いてない。定休日じゃないはずだけど、定休日??



仕方がないので急いでその他候補から選び直し。

事前予習で発見した、カフェなのにスープカレーが美味しいらしいお店。

怖いので電話で営業確認したのち、大通公園西の果てのそちらへ向かった。





札幌医科大学近く。

前回行ったalle cafeからも近い。






季節限定の豚角煮スープカレー。

(辛さは辛口め)

うーまそーーー!









野菜の色が濃くて美味しそうなのはピカンティと同じ。

カットの仕方、それぞれ調理法を変えているのも多分同じ。

ただこちらは、ごくごく飲めてしまいそうにスープが美味しい。








普通、スープカレーのスープって、かなり油が入っている。

これをどう思うか思わないかは人それぞれだが、僕はあまりその特徴が好きではない。

なんというか、スープと銘打ってる分、ごくごく飲む前提な感じで一見ヘルシーそうなのに、実はラーメンと変わらないくらいにオイリーなわけだ。ごくごく飲んでるみんな、気づいてる?




"ラーメンを食べるとき、ヘルシーを求めるのは違う。ラーメンは、毒を食らうつもりで食うのに、ヘルシーを求めるなんて、おかしくないですか?"




…と、以前、松永天馬さんが言っていた。

僕はこれに激しく共感する。

ラーメン食うときは覚悟を決めろ。ヘルシーさとか求めるなら食うな!罪悪感とか感じるなら食うな!


その一方で、カレー(特にスープカレーやスパイスカレー系)にはヘルシーさを求めて良いように思う。


野菜がたくさんで、肉や魚や大豆などの高タンパク栄養素も摂れ、毎日食べても問題なしなやつも多いがカレー。

毒を食らう気でいけ!のラーメンとはその点大いに異なる。





話をこの店に戻す。

こちらのスープカレーのスープは、巷のそれとは違う。

ごくごく飲み干せそうなほどあっさりして、それでいて豚骨なのかコクがしっかりしているのだ。

だからカレースープ的薄さはなく、かといって、もたれるくどさもない。







写真が悪くて感じづらいかもしれないが、豚角煮はもうほろほろで、箸でつつくと剥がれる。コラーゲン部分はしっとりふるふる。







1番右は、角煮ではなく大根だった。

これもしみしみで美味かった。

もはやカレー鍋みたいだね。









途中でチーズオン!

やぁ、チーズもっとほしかった。




そして、珍しく白米オーダー、からの全てペロリ、最後にはスープも完飲。





店員さんも恐ろしく感じが良い。

食べログの写真だけ見ると、ザカフェ飯的(東京でいう宇田川カフェぽさ。チェーンほどじゃないけど、クオリティは今一歩なカフェグループ)、なのに蓋を開けたらすごく丁寧に作られた美味しい料理。

また来たくなる店だった。






おまけ。

いつも2時間待ち近い大行列だが、たまたま運良く20分ほどで買えたので。







わくわく。

生クリームとあんこをパイ皮でなんて、僕の好みドストライク。








一つ空港で。







いい色!

うん、美味い。





ちなみに帰宅してその日寝る前に、一箱食い尽くしました。そして、ついリベイクしたらクリームが溶け出して大惨事でした。