もうすぐ終わりを迎える2022年、とってもいろんなことがあった。多分僕史上最高、いろんな人に逢い、人、作品、場所、そして食べ物等々、いろんな"好き"に触れ狂ってきた。
さっきネイバーフッドスタバで、毎年末恒例の手帳振り返りをしていたが、まぁ目標をバスバスこなした年だった。


そんな刺激が強すぎる2022の締めくくり、とどめを刺すかのような出来事が立て続けに起こっている。


そのうちの一つが、こちらの店で。


2つの、超弩級の驚きと、それに比べれば穏やかな2つの感動を味わって、帰宅時には眩暈がした。いや、ホント。


2度驚き、思わず「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ??!!」と、店中に響き渡る声で叫んでしまった。
(普段、うるさい客は嫌いなのに、ごめんなさい…だってあまりにびっくりして)


極度の感動は大切に宝箱にしまっておきたいタイプなので、ここまで仄めかしつつも話せる範囲で話す。



①飯への激しい感動

そもそもこの日は、職場の異なる同業の先輩と久々飲む…というか、主に(いつもそうだが)僕の仕事の相談目的。
この先輩、びっくりするほど飯に興味がない(少なくとも僕にはそう見えていた)。
ただ、酷くアル中気味なので、赤提灯の店でハイボールがあればクオリティなんてよおわからんがどーでもいいっす、みたいな感じだ(少なくとも僕はそう思っていた)。


そんな先輩と行く店を小洒落たところにするのは、勿体無すぎて…おっと…先輩に気を遣わせてしまいそうで、いつも悩みまくって、程よいthe居酒屋を僕が選んでいる(先輩に選ばせて、本当にうすら汚い店にされたら嫌なので)。


今回も、話を聞いてもらう立場なのに失礼にも、「磯丸とかトリキがよろしいかと思いますが、も少しマシなとこにしますねすみません。」とLINEした上、こちらを予約した。


なぜこちらにしたかとゆうと、僕が敬愛してやまない著名人の方が馴染みらしく、その方のブログに掲載されていたからだ。
その方は国外にいらっしゃるので会えるとは思っていなかったが、その方のオーダーした美味しそうなアレコレを僕も真似して食べてみたくて。
初回だし、1人で来るには若干躊躇うので、ちょうどいい赤提灯大好き先輩を連れて行こうと。




まじで赤提灯。

名前もなんともシュール。




メニューがとにかく多すぎる。ウリである焼き鳥とおでん以外にも魅力的なものばかり。




とりあえず焼き鳥を数本。

もうこれがたまらなくうまい。

そこらに乱立する焼き鳥屋より美味い。




特にこのつくね!

ふあふあな中に刻んだ生姜のしゃくしゃく感、そして青紫蘇がアクセントになっている。何より、レアに近いくらいねっとりとしているのがたまらない。







アボカド岩のり和え。

家でもできそうに思えるが、これとにかく美味いぜよ!アボカドが熟れまくり。







ネギマ。




※他にも焼き鳥たくさん頼んでいたが、話に夢中で写真忘れている。





茹でキャベツごまだれ。

ちなみに生キャベツもあった。

シンプルだけどすんげぇ美味い。なんなの?茹で方がいいの?








極め付けはこれ。

今も忘れられない。

茹で豚、とあるから何かと思ったら!




豚の角煮は大好きだが、あの甘辛な味付けではない、茹で豚というものは多分初。

ぷるぷるのほろっほろで、簡単に肉が剥がれた。台湾本場的な癖のある味付けは苦手だが、このタレは全然クセがなく、まるで食べる辣油のようだった。



もうこれだけでも食べにきたい。

とりあえず居酒屋クオリティではない。






まだ腹が減っていると先輩がこぼすので、タコのペペロンチーノを。




「うまっ!」



1ミリも飯に関心のない、基本飯の感想など言わずに酒をかっ喰らう系の先輩が、目を見開いてこう溢していた。

いや、ほんとに美味かった。アルデンテ具合が絶妙な麺、ちゃんと乳化したガーリックとオリーブオイルのソース…ブラボー!





②先輩のアドバイス
たっくさん聞いてもらい、たっくさん返しをもらった(この先輩、オラオラしてそうで、こちらが話す時はいつも黙って聞いてくれて、そして全く的を外さず返してくれる。)が、1番沁みたのが、外にタバコ吸いに行って戻ってこられた時の一言。


「自分で言うのなんだけどさ、もつ鍋さんの職場になくて、そしてもつ鍋さんが欲しいのって、こういうのじゃない?まさに今のこの時間。仕事のこと、困った時にいつでも相談に乗ってくれる存在。遮らずめんどがらず聞いてくれて、他人事とすっとぼけずちゃんと責任持って、そして然るべき時にはもつ鍋さんを守ってくれて、それでいてアドバイスもとんちんかんや的外れでもなくて。もつ鍋としても、飯誘われて嫌だなぁと思うことなく、行きたいと思える存在。」


…はい、正解です。
諦念がすぎて、もうなくて当たり前と思っていたけど、ない環境がおかしいんだよな。いや、あるのが当たり前とも思っちゃいけないのかもだけど、いずれにせよありがとうありがとう。


③④偶然の出逢い
 驚いた2つはこれ。
僕は狙ってここに来たわけではないのに、1つは本当に偶然隣の卓に僕の親友と、そして…。

 もう一つは、こちらの店主のご厚意で、まさかの。というか、店主、もう底抜けに明るい。ドラマに出てくる女将さんかと思うほど明るい。だからこんなに人が集まるのだな。



…書いていてまだ放心している。
そんなこと、あるんだな。
あ、誰にでもは起こりませんよ。人脈は一日にしてならず、簡単に紡げると思って横取りしてはいけないよ。


しかし、ほんっっつとに美味しかった。
居酒屋なのにあまりに僕にとって特別な店すぎて、誰とでもはいけないな。今度お誘いされた方、名誉だと思ってくれ。