とりあえずこの日は、どんな店を予約してくれたのか。毎回楽しみにしていた。
気心知れた、全て吐き出せる友人。
まずはさっさと野暮用を済ませて。
人生初の四日市。
何もなすぎて秒で去った。
これ、小学生の頃下ネタにしか見えなくてSAPIXで大爆笑したな。
してたの僕だけだったけど。
ヒルトンがクリスマス仕様に。
近寄って思わず写真撮ってみたら、地元の利権を握る協賛企業の宣伝が気持ち悪いくらいびっしりと。
いつも夕飯まで待たせて申し訳ない、と言ってくれる友人。
僕は待つ間もわくわくして楽しいから問題なし。
さて。
お?
う、鰻ではないか!
僕が鰻の懐石食べたことがないと言っていたからと、こちらを選んでくれた。
鰻…嬉しいなぁ嬉しいなぁ。
最後に食べたのは2020年夏。
研修先にいた頃、麹町の鰻に連れて行ってもらった。
事務所の秘書さん数人も連れ立ってのランチだったが、秘書同士日々いがみあい、あまつさえ僕にもネチネチ砲が飛んでくる、なんとも微妙な人間関係を携えての鰻だったからか、全然味を覚えていない。残念!
てくてく。
鰻の肝。
肝吸いは食べたことあるが、肝焼きは初めて。
タレがガッツリ染みていて美味い。鮑の肝と違って苦味がないね。
鰻巻き。
結構たっぷりめに鰻が入っていて嬉しい。
卵焼きって、ガツンと甘めのと出汁醤油のみで味付けしたものとあるが、こちらはその間な程よい甘さ。鰻にはそれが合うのかも。
赤身とみる貝。
生魚の鮮度にはうるさい僕だが、色を見て分かる通り、ちゃんと鮮度よし。
白焼とタレ焼き。
鰻って、ふわふわでタレしみじゅわでなんぼなイメージだったが、割と概念覆してきた。
ひたすらガリガリが際立つ。
同列に論じて失礼かもだが、唐揚げもコロッケもガリガリじゃないと耐えられない僕は、割と好み。
てか、白焼き初めてかも。美味いなぁ。
ボーンと野菜チップス。
完全に酒のつまみだな。
下戸の彼もボリボリ食っていたが。
コースに挟むのは不思議な感じがしたが、よいよい、美味い美味い。
うざく。
これも、どちらかとゆうと1番最初に出すやつでは?と思ったが、箸休めなのだろう。
だって、このあと、
どどんと櫃まぶしが来たから。
一応小ぶりなんだろうが、割と結構な量。
(友人はしれっと米を残していた。珍しい。おそらく、この後接待と言っていたから腹を空けたのだろう。ありがとうよ、そんなときに)
こちらも先程の蒲焼と同じで表面ガリッガリ系。
食べ方だが、僕は汁で薄まるのが嫌なのでできれば櫃まぶしはそのまま食べたい派。
聞けば、友人もだと。気が合うね。
2人して、汁は吸い物として飲んだ。
ちなみに、なぜか写真がないのだが、最後のデザートが感動的だった。
下手したら1番うまかったかも知れない。
烏骨鶏のプリン。
巷にプリンは五万とあり、別に不味くはないもののthe普通のことが多い。
しきりに美味いと友人が言うので、普通なときはそうリアクションしてやろうと思ったが、これはレベチダンチだった。
何より、材料が四つしかない。烏骨鶏卵、生クリーム、牛乳、グラニュー糖。
おみやにも持たせてくれた彼に感謝。
今回もありがとう。
数十年の付き合いだが、僕が名古屋に行きまくるおかけでここ一年半で一気に距離が縮んだね。
そうそう、僕があげたザシティベーカリーのパンたちの感想をまだ聞いていなかったが、微妙だったかな。大丈夫、感謝と感想は別物と思うタイプなので忌憚なき感想お待ちしてます。
おまけ。至福の帰路。
最近めっきり辻仁成づいているので。
全然立ち直らせてもらうメンタルにないが、辻さんの人格の素晴らしさに触れられる。
右のは、僕の人生1番くらいの衝撃を受け眩暈を覚えた。それはまた、イツカ。