飲食店業界において、グループは意外に多い。モンテローザやすかいらーく的な、the分かりやすい系列ではなく、"へー、この店って、あの店の系列だったんだー!"ということは割とある。


ただ、それを知ったとき「あー、ぽいわぁ。」というフラットな気持ちで終わるか、「おおぉ、なんか安心だし印象よくなったわ!」とプラスバイアスが働くか、はたまた「うっわ、まじか…。」となるかは様々で。
※大前提として、僕ほどそういうことに敏感な人は少なく、どこのチェーンだろうが皆さんそんな関心ないことは承知している。



もう何度も利用したことがあるこの店、ご一緒した大先輩に「どこかの系列らしい。どこだったかな。」と言われた後、グループサイトを教えてもらった。
…まぁまぁびっくりした。というか、感想が乱高下するような不思議な気持ちになった。



系列店のことはいったん横に置き、この店自体はなかなかに素晴らしい。
知ってはいたが、改めて再認識。




サラダと迷って、アボカド生ハムトースト。

見た目の美しさと美味しさがちゃんと両立している系。








大先輩のオーダー。

QRコードを読み取ってメニューを見たものの、唯一手書きメニューに書いてあった本日のランチメニューにしていた。

めんどくさかったのか、よほどこれを食べたかったのかは分からないが、運ばれてきたやつはとっても美味しそうだった。

チキンのきのこクリームソース的な。





赤キャベツのラペとグリーンサラダもついており、チキンも骨から剥がれかけ、ほろほろ。

右端のキッチンペーパーみたいのがライス。







あー、次来たときまだあったらこれもいいなぁ。







一口もらえばよかったなぁ…。







しかし、こちら本当に美味しかった。

アボカドの潰し具合もとてもよく、原型残りつつもふわふわ。そしてスパイシーヨーグルトぽいソースが生ハムとも合う。生ハムの削られ方もまたふあふあで、総じてふあふあ。ガリガリのパンとの相性がいい。




サンドイッチを出す店は多かれど、材料に不安を覚える店もそこそこ多いが、こちらは素晴らしい。映えだけじゃない。



その感動がデザートで確信に変わった。






名物、フォークのブッ刺さったチョコレートムース。








これこそ、映えだけだと思ってきた。

今回初めて食べて、その誤解に気付いた。

かなり濃ゆいチョコレートムースだが、くどさはなくミルクチョコレートの柔らかい甘さと生チョコのようななめらかな舌触り。

何より感動したのが、上に乗っているのがノットホイップ、ちゃんと生クリームだったこと。そして、下のチョコレートムースを立てるべく甘さがない。



ぺろりだった。

早くまた行きたい。この界隈でランチすることがあまりないが、またこの大先輩に付き合ってもらおう。




そして、系列の話。





これらみんな系列だってさ驚きだぜ



カプリチョーザ??(うーん)


ウルフギャング?!(ぉぉぉぉ)



エッグスンシングス?(ふむむまじか)



サラベス(え、エッグスンシングスとサラベス同じ系列なの?)



ちんや(美味しそうだけど名前がなんかアレで行ったことなかった浅草のすき焼き専門店。友人にこの店を提案したとき、なんか恥ずかしい気持ちになり、そして彼から気乗りしないリアクションをされたあの店か。へー意外)




うつけ?(うつけ?!初めて名前を見たとき、うどんつけ麺でうつけとか、センスレスだわチープな感じだし織田信長もびっくりと思ったあのうつけ?)



ブリーズオブトウキョウ??(あの、夜景の見える丸ビルフレンチの?まじか)



ババガンバシュリンプ(ラクーアにあるフードコートレストラン的な)


トニーローマ、ロマスパバルボア(名前と場所は知っていたが、the普通くらいの印象)



ハードロックカフェ(へーー!バブルの象徴、寺尾聰が街にルビーの指環を探した頃の産物な印象。行ったことはなかったが、飯クオリティどうこういう店じゃない印象)



…以上の通り、ここまで忙しく雑感乱高下したのも珍しい。