なので、珍しく応じた例外パターン。
もう失礼にも程があるぶっきらぼうな突然な誘いという点で【感情面】①に近いが、【行動】は②というより③。そんな恋する乙女のような感情はないが、もやもやもしない。
おそらくそれは、無礼者め、と笑いながら言える関係、心底信頼し合っている長い付き合い、数少ない双方向親友と言えるやつだから、ということゆえだろう。
店なんて決めてなかったので、最近開拓したルネットに連れて行こうとしたが、さすがの人気店、満席。
新大久保のサムギョプサルは?と提案する彼。
それもいいが、久々なので落ち着いて話したくて、声の通る静かさが担保された場所としてここを選んだ。
というか二階は初。
ザノット東京のモアザングリル。
モアザンベーカリーはよく利用しているものの、1階のスパニッシュ、モアザンタパスは3年前利用したっきり。
そして2階のイタリアンは初。
結論、最高だった。
the無難イタリアンだろうと踏んでいたら超えてきた。
ここはさすがパンが美味しい。
ルネットの店主も絶賛していたが、モアザンベーカリーのパンは小麦の香りが上品で水分も絶妙。
飲まないくせにオリーブを頼んだ友人。
僕はスパークリングやら白ワインやら。
オリエンタル生春巻き。
これも予想外だった。
美味しい!!
巷の東南アジア料理屋で出てくる、安っぽい海老生春巻きを想像していた。スイートチリソースつけて食うやつ。
違った。
ソースは、穴子とバルサミコ酢でできたソース。
具材も海老だけでなく香草やインゲンやら野菜がふんだんに使われて歯応えも楽しい。
どうしても食べたかった、季節のフルーツと生ハムのブッラータ。
柿が甘い。
ブッラータを知らない友人。
というか、この5年くらいで食事を共にした友人のほとんどがブッラータを知らなかった。俺知ってるよ、という奴も、=モッツァレラと思っていた。違うから!知らずして食うなよ!
…というわけで僕が3分の2もらった。
魚にするか肉にするか迷って、肉に。
ハラミ200グラムのステーキ。
想像以上にでかい、そしてうまそう!
グリル、と店名にあるだけにやはりグリルが美味い。やはり肉は火入で差が出る。迷ったがアクアパッツァにしなくて正解。
200にしては大きすぎないかと友人が店員に問うたところ、「はい、空気を含ませてふっくらとさせています」との回答。
友人「カサ増し?」
何とも下品な物言いをするやつめ。
でも美味い美味いと2人でがっついた。
ティラミス。
炭みたいに真っ黒!
正直これは、上品すぎてか甘みが全然なかった。
友人のバスチーがうまくて強奪。
そうそう、彼はバスチーも知らなかった。
もっとも、バスチー知ってる勢もローソンのそれでしか知らないパターンも多いが。