少し前の松山記事をご覧になった方は思われるかもしれない。


"文化的施設で視座を養いたいので、名物をわざわざその地で食べる気がしない。"的に書き連ねつつ





食ってんじゃねぇかと。





ぇぇ、食いました。

別に絶対食べたかったわけじゃないんですよ。

松山グルメとかみかんか鯛飯くらいかなぁどちらもがっつくほどじゃないなぁ…と思っていたけど、鯛そうめんは普段そんなに食べないし、まぁ食べても(食べなくても)いいかな、くらいの気持ちで。




…書いていて思った。あれに似ている。


「不倫する人ってほんと許せない!」


「〇〇ちゃん、彼氏いるのに社内のリーマンとワンナイしたらしいよ。受け容れ難いから切ることにしたわ。」


…という、女性(割と多い)が、いざ自分がひょんなことでその立場になったときに、


「私は全然そゆことするつもりなかったんだよ。ただあの時は転職したばっかで滅入ってたし…。」

「テキーラめっちゃ飲まされて、あっちが強引だったから仕方ないんだよ!」


…と、なぜか、そのシチュエーションになった原因が自分の意思以外の何かであると頑なに主張するやつ。





ふん、一緒にされてたまるか。

僕は素直に自白する。

食いたかった。以上!





ランチギリギリの時間だったので、客は僕だけ。


というか、閉店30分前だけど食い切れるかな。





とりあえずじゃこ天。

うん、美味い。

大根おろしと、ほっかほかのじゃこ天。


 


普段練り物って、ごわごわごりごりして無駄に腹に溜まるから好んで食べないけど、たまにはいいね。







そして到着。

おお、すごい。

鯛そうめん(姿身)。








切り身と姿身と選べたのだが、姿の方が量が多い気がして、かつ豪華な気がしてこちらにした。

結論、切り身にすればよかった。



いかんせん骨が多くて食べにくいからだ。

煮付けを単体で食べるなら良いが、そうめんの上に乗っかっているモンだから、そうめんと一緒に食べようとすると口の中でそうめんと鯛と骨がえらいことになる(危ない!)。

なので、途中から一緒に食べることはやめて、とりあえずさっさと骨を取ることに専念。


お店の人からも

「汁に鯛もつけると骨も食べちゃって危ないから気をつけて下さいね。」と念を押される。

うーん、美味しいのだけど、味わうことに集中できない!







しかし五色そうめんは美味しかった。

キュッとしまって喉越しがいい。薬味もご覧の通りもりもりで。



しかし食べにくい。
あと、つけ汁は煮汁と麺つゆを混ぜたかなり濃いめのもので、適宜だしで薄めていただくのだが、そのままだとさすがに超濃ゆく、ちょうど良い塩梅の濃さにするのが難しかった。


タイムリミットが迫っているのもあいまって全然食べた気がしなかったが、なんとか完食。
手はべったべた(おしぼりもべったべた)。


次食べるとしたら切り身にしよう。
いや、そもそも僕はご当地グルメなんかに…あくまで飯の方が寄ってきたときに食べるだけだ。
そして毎回なぜか必ず飯の方から寄ってくる。やむなし。