「美味しくない」と、「口に合わない」は違う。
にも関わらず、イコールで論じる人があまりに多い。

前者はある程度物差しを持った人(食に理解のある人)の客観評価だが、後者はただの主観。


極端なことを言えば、原始人にとってはダバインディアのカレーよりも丸焼きマンモスの方が美味いかも知れない。
もちろん、単に好みの問題な場合もあるが(こってり好き、さっぱり好き、甘いの苦手、辛いの苦手など)、それよりも舌の成熟度も大いに影響していると僕は思う。
何が言いたいかとゆうと、己の勉強不足を「イマイチ」と客観評価にすり替えていないか自問自答してほしいのだ。



少し異なるが「かっこいい(美しい)」と「タイプかどうか」も混同する人の多さも目につく。


芸術作品もそうだ。
クソだなとdisる前に、己がそれだけ上等な物差しを持っているか、思い直したい。





ここは、数多乱立したバナナ専門店の中でも桁違いに素晴らしい。

オープン当初より、オーナーやパティシエ、スタッフの方々でバナナ農園で厳選されたバナナをもぐ姿を見てきた。

それこそ、裏面の成分表示なんて見なくともバナナパイの焼ける香りで分かる、バナナジュースの色でわかる。素材へのこだわりが。



その尋常でない人気度は、味もそうだが接客の素晴らしさゆえだろう。







久しぶり(多分半年ぶりくらい)の僕の登場に、生き別れた兄がガラガラと扉を開けた時のやうな顔をして喜んでくれたスタッフさん。

飲食店で、それもスイーツ店で、こんなことある?いや、ないよ。





久しぶりに行ったら、塩バナナブッセやらいろいろ新メニューが出ていた。



自分への土産と、この日は友人への土産としてバナナパイも。

まさかのまさかで、焼きたてホカホカをしばし待って詰めてくれたのが泣きそうにもどかしかった。だって、これあげるの翌日だよ?よほどお土産案なかったことにして、その場で全部食べてしまいたかった。スタッフさんたちの優しさを感じながら(でも我慢した僕えらい!)。





そしてこの日は、翌日で終わりのバナナシェイク。これがもう!






生来フラペチーノをスタバで飲んだ量はもう何百回何千回に及ぶが、比べてはいけない。

いわゆる「シェイクの素」みたいなのは一切なく、こちらの美味しい濃密バナナと美味しいバニラアイスと、そしてバナナピューレと、生クリームにチョコレートソース(多分キャラメルソースがなくなりこちらに。無問題)にあられ。






「よく混ぜてお召し上がり下さい」とのこと、普段フラペチーノも生クリーム…じゃなかったホイップを先に丸呑みしちゃうんだけど、この日はちゃんと混ぜ混ぜしたよ。

美味いよ…バナナの甘みが、生クリームとバニラアイスの臭みゼロの乳感、なめらかさがすーっと入ってくる。








最高!




「お会いできてよかった。みんなで心配していたんですよ。元気そうで、また来てくれて本当嬉しいです。」




…そんな言われたらさ、言われなくてもさ、またバナファク通い再開しちゃうもんね(ここに来る時はいつも徒歩で来ているので、焼けたくないマンの僕は夏を避けていたのだ)。

次はいつかな、今週末かな。へへ。