泣きそうな夕食だった。


出逢いって数多あれど、合う合わない楽しい楽しくないって、理屈でも何でもなくて。


そして、好きかどうかって、何かしてくれたからとか、してくれなかったからとか、そんな簡単な基準では決められなくて。




なんだけど、どうしてこの夫婦…否、このカップルは、こんなにも僕に優しくしてくれるんだろう。

それも、変に気にしぃな僕が申し訳なさを感じることもないくらい、楽しそうに接してくれる。




3日間、ほぼ完全に僕の趣味(ともいえぬただの…)に付き合ってくれた2人。


この日も、2人して昼過ぎから暑い中、笑顔で付き合ってくれた。それだけで僕は内心ずっと泣きそうで。




なのにさ。

利花苑までご馳走してくれるってよ。

僕はどうしたらいいんだよ。






お通しが既に美味しい。




東京でも星の数ほどピンキリ焼肉店はあるが、価格と質のバランス(敢えてコスパとは言いたくない)がいい店は決して多くはない。

その点、ここはもう最高。

というか安すぎる。




4年前、佐藤健似の友人とランチで来て以来。

ランチでも既に美味かったが、ディナーで来れるなんて夢のようだ。




このキャベツ、ドレッシングがどえらい美味い。

ごま油メインの叙々苑ドレッシングとは違い、焼肉のタレに近い濃ゆさ。






そして自家製のキムチがこれまたどえらい美味い。

酸っぱいだけのキムチも多い中、酸味がほぼなく、程よい辛みと質の良い白菜。








そして彼らがいつも頼むという上タン塩。


圧巻。







チヂミとナムルも。

これがまた美味くてたまらなくて。

ナムルの上品なこと。これだけで酒を飲みに来たいほど。







チヂミは、ガリッガリとモチモチを兼ね備えた最高に美味いやつ。タレがなくても十分美味い。







網奉行は彼。ありがとうありがとう。








優賞。というか、出てきた肉全てそう書いてあった。さもありなん。

これって、ハラミだっけ?赤身?



いかん、せっかく彼に事細かに部位を教えてもらったのに。

僕は、何だかわからずバクバク食う奴はとにかく嫌なのに!聞いたそばから忘れているなんて!






サンチュ…じゃない名前だった気がするが、いわゆるサンチュ。(これの名前も、見ていたら教えておくれ友人よ)






カップル共同作業( ◠‿◠ )








向こうがミノで、こちらが…いかん!また忘れてる!






ミノ、不味い店のはガムみたいに噛めないがこれは角煮のようにとろけた。





レバー。

レバ刺しとして出てきてもおかしくないくらい鮮度がいい。昔はよく食べてたなぁレバ刺し。






うーん、、何だっけ。イチボ?カイノミ?





これはミノ。





レバー。





うーん。




美味しかったからいっか!



とはしたくない、のに思い出せない!




これはシンタマだったかな。

皿を抱える彼が最高にいい笑顔で、思わず友人に即写真を送った。いいカップルだ。本当に。







思い出しただけでやばい。






しめはユッケジャンばかりであっさり系は普段食べないけど、このクッパは美味しかったなぁ。






食べ足りないと言った僕のために、みすじ!






はぁぁぁ。




「早めにおいで。」


動画にそう声を残してくれていた。

いいの?本当に僕、すぐまた行っちゃうよ?



あ、間違えた。帰っちゃうよ?来福。




最終の飛行機で帰り、帰宅が午前を回って翌日仕事でも、幸せに満ちた僕は、なんのその。




利花苑