成人してすぐの僕は、とにかくカクテルが好きで、1人であちこち巡った。いわゆる街のバー、ホテルラウンジ…それはもう思い出しきれないほどに。
そのうち、ダイニングバーで働き始め、自分でカクテルも作るようになった。
今でも家に、シェイカーやら一式揃っている。





めっきり行かなくなったのは、多分、「酒より飯」度合いが強まったこと(このブログを見れば一目瞭然)、そして何より、ここに通いたいなぁと思える店になかなか出逢えないせいかと。




そうなると、何杯もオーダーするのも苦痛で、かといって一杯で居座ると自分が居心地悪く…

…なんて思っているうちに「なんで、マスターもどうぞとかやらにゃあかんのさ。自分がバカスカ飲むかマスターにごちそうする、それがバーのルールだとしたら、僕的には金がもったいない。ひきかえ、喫茶店はいい。そんな暗黙ルールもないし、1人でバカスカ食える。」

そういう結論に至る。




けど、ここはいい。最高だ。

見てくれよこの美しい内装。







店からの眺め。








初めて来たのは、友人に連れられて4軒目のはしご酒で。2018年のちょうど今頃だ。

9月、10日くらい福岡に滞在していた。懐かしい。





ここのマスター(ぞえさん)とにかくお酒に詳しくて。いや、バーテンダーなら当たり前と思われようが、本当に詳しい。産地や香り、銘柄について穏やかに解説してくれる。それがとても楽しくて。少しずつでいい、詳しくなりたい。





ここで2018年、意味不明に男性に絡まれたのだが、その際友人がそいつに浴びせた言葉、今思い出しても涙が出る。僕への愛情が溢れていて、僕は、血も繋がっていない人からこんなにも大切にされていいものかと、感謝ではすまない幸せな感情に包まれた。






おまけ。

馴染みの店にて。

今年結婚したばかりの友人。

(佐藤健似だけど一応隠したよ笑)









親に恵まれなくても大丈夫。僕には寄りかかれる場所がある。そんな街、福岡。