飯屋でハズレを引くことは滅多にない僕だが、その中でもピカイチの当たり店はなるべく他人に教えたくない。ましていわんや、そのスイーツの材料に何が使われているかさえ分からず、パッションフルーツとドラゴンフルーツの違いも分からず、ただ酸っぱいフルーツと貪るような、グルメを語るに値しない有象無象が大挙して押し寄せたらかなわん。


相変わらずうるさくてすいませんね。





でも、有象無象も、まさか宮古島まではわざわざ行かないでしょうから。




まさかの初宮古で、オープン間もないこんな良店を見つけるなんて、さすが僕。








宮古島空港から程近い、ざわわざわわのサトウキビ畑に突如現れる綺麗すぎるカフェ。




マンゴー専門店。





このマンゴーは販売していたが、五千円。

宮崎マンゴーで3万円のやつを食したことがあるので、五千円とかマンゴー界では普通だと思うけど、庶民スーパーではおよそ売れない価格帯。









しかしなんて清潔なんだ。癒される。

沖縄のカフェ(喫茶)って、なかにはこんなのもあるものの、なかなかに稀で、だいたいが「琉球の伝統が砂まみれボロボロの床や壁に表れているのだぞ!」とばかりの古めかしさだったりするもんで、極度の潔癖の僕はトイレを使うのも勇気がいる。

こちらはついて即お手洗いお借りした。









そして、季節ものらしいアップルマンゴー、なんと500円で出してくれた。

目が飛び出るほどのうまさ。

果肉が崩れていないのに、口に運ぶととろけて、果汁たっぷり、糖度はケーキ以上!








2階に上がるとサトウキビ畑が一面に。










ブランコなんかあったりして、この絵面映えすぎてやばい。

でも、ほぼノーゲス。最高だ。








やはり沖縄は、海だけでなく空も東京より蒼いな。いい天気すぎる。










僕と友人は、もう感動しっぱなしで、涼しい店内でマンゴーを食し、冷たい美味しいドリンクを楽しんだ。








窓の外を眺め、しばし物思いに耽る。








振り返って、ありがとうありがとう。










いつかまた君と宮古に来ることがあったら、絶対ここはリピートしようね。





友人の頼んだ削りマンゴー。

これもあのマンゴーを使っているから美味しくないはずがない。練乳が絶対合うよなぁ。







宮古島空港。










僕らの旅ですっかり見慣れた守くん。








さようなら宮古島。









ドドンパみのあったガチこわな離陸も思い出。










この朱色の夕暮れも。





ん?帰り?

そう、上のカフェは旅の最後の話。

この旅、ブログにするにはなかなかあまりにどうしてなんというかええじゃないかの、その…




こわくて。




ガチこわくて。





写真だけ見た人は「え。贅沢な旅じゃん。なにがご不満で?」

と思われようが。

そして、そのこわさをどう説明するか非常に難しいが(実際友人は帰宅後両親に話したところ「??沖縄人の県民性じゃない???」との返しを受け調子狂ったとのこと)。

とにかく、この怖さを共感でき、そして落ちたり激昂することなくネタとして楽しんでくれる友人で心からよかった。



その友人がブログ執筆を所望していたので、少し重い腰を上げて、何回かに渡り書いてみようと思う。




というわけで初日に戻る。





行きは、那覇で乗り継ぎ。

友人は初那覇らしいので、乗り継ぎの短時間で国際通りを散策。








僕が大好きな雪塩の店!

ランチの時間はなかったし、あまりランチを好んで食べない僕なので、ソフトクリームで代替。





友人もマンゴーソフトに。

(我々、旅の間にやたらアイスを食べたね笑)









シーサー。








国際通りっぽいねぇ。

しかし閑散としてるね、なんていいながら。

まだこの時は全力でワクワクして歩いていた。








ちんあなごのちんさん、うちに2人いるよ。








県庁近くはこういう怖めな古めかしい建物がやたら多い。








そして宮古島へ。

機内で即爆睡した僕を見て、友人も爆睡したとのこと。

超高級リゾート、シギラリゾート内にある、シギラミラージュ。








ウェルカムドリンクはシークワサーとさんぴん茶。

グラスが綺麗。琉球グラス。




チェックインがすごかった。

や、ここからがはじまり。

フロントで大量のパンフレットを広げられ説明を受ける。

丁寧だな、くらいに思った。

しかしその後



「ディナーはどちらを予約されますか?(我々は2泊朝食のみプラン)」



僕「や、外で食べるか、空いてるところ適当にいこうかと。」



スタッフ「当ホテルはほとんどのレストラン、予約が取りづらくなっておりますので、予約をお勧めします。どちらになさいますか?」




全く想定外で、その場でパンフレットに折り目をつけつつパラパラと、焦る僕。



僕「ええと、じゃぁ、このイタリアン」



スタッフ「満席です。」



僕「じゃあこのポルタなんたらってゆうイタリアン…は?」



スタッフ「何時からでございますか?18時半、19時半とあり確認が必要です。」


僕「じゃあ、19時半で」



スタッフ「満席です。」


僕「じゃあ、早い時間は…」


スタッフ「お待ちください…満席です。」



ハァハァハァ…なんだこれ。



僕「じゃあこのフレンチ!(ここきてフレンチなんて想定外だよー)」



スタッフ「こちらは空いておりますが、ドレスコードがございますので…(口籠もる)」



えっ!?めっちゃ失礼!!!


(ちなみに僕も友人もそんなおかしいナリはしていないし、仮にもリゾート地。Tシャツだったとしても値踏みされる謂れはない)



僕「じゃあここの琉球和食みたいなのは?あ、アラカルトでもいけますか?」



スタッフ「こちらでしたら19時半からご用意ございます。はい、アラカルトで。」




ハァハァハァ…取り敢えずよかった…なんなんだ。




スタッフ「それと、当ホテルはクラブを併設しておりまして。かなり爆音の雰囲気あるクラブですので、よければ是非」



僕&友人「普段東京でクラブなんて行く柄じゃないけど、旅のなんたらってことで、行くかね?あ、パンフレットにハンバーガーもあるし、ここで食べるのもいいね2日目。」



スタッフ「ハンバーガーはございません。フィッシュ&チップスなどがございます。」



僕「え、でも…(パンフレット指さす)」



スタッフ「こちらは、第一部は12,000円、第二部は○千円(失念)です」



僕ら「あ、明日決めます…」



スタッフ「満席になる可能性はございますが。」







取り敢えず部屋に…部屋に…





え。











スケスケ!!!!!











丸見え!!





ラブホ?




AVの撮影?




これ、親子とか友達で宿泊する施設じゃないよね。。。

予習不足の我々がいけないのか。





そして部屋の風呂のブラインド、どんなに頑張っても降りない。











まじのすけっすけ。







や、部屋広いし、ホテルはラグジュアリーでなんぼな僕的にはサイコーだよ?けどさ…











すけっすけ!











オーシャンビューだし宮古最高と思おう、取り敢えず飯、食べに行こう。









しかし施設内人が少ない。

本当にレストラン(リゾート内に20近くある)満席だらけなのか…。








1日目はあいにくの曇り。







あ、ひとっぷろ浴びたよ。

せっかくだしね。







シャトルバスで、琉球飯のレストランへ。











てか…スパ行こうねって言ってたけど






こわすぎる。

なんなんだこの色あい。







ドラえもんの魔界大冒険の世界みたい(世界の色が変になって、のび太のパパとママが変になって龍のスープ作って出してきて、ドラえもんとのび太がギャースって逃げるやつ)






土産物屋。






焼肉屋。






続く。