ショコアを18時半に出た後、タクシーを拾おうとする友人を必死で説得し、歩こうと促した。

とかく彼女はタクシーに乗りたがる。

彼女曰く、福岡県民は歩かない、近場でもタクシーかバスらしい。



僕からすれば目と鼻の先に、懐かしいこの店。







懐かしいと言っても2回目。

前回は、2017年12月。

2017年は、生涯かけても忘れ得ない充実したというか夢うつつな年だったなぁ。



なんて階下で噛み締めていると、「おーい」と階段の上から友人の声。




前回は、かわいいポンポンの帽子をかむってホテルまで迎えに来てくれたね。





さぁ。飲むよ、食べるよ。



ホタルイカのオリーブオイル和え。




お通しからうまいなぁぁ。




白ワインが進むったらないさ。





マスク会食するにしても、怖いでしょ、ご飯なしでもいいよ、会えればいいよ?

と、再三彼女に言ったのだが


「四郎ちゃんにカワハギ食べてもらわんと」と。



泣いちゃうぜ。

そして多分僕カワハギ初めて。



初めてがこんなに綺麗な新鮮なやつなんて!

フグみたい!







カワハギと、鯵と、鰯の海苔巻き。

醤油とポン酢と、カワハギの肝をつけて食べる。




食べながら彼女と、だよねだよねと意気投合したのが「とにかく太平洋の魚はぬるい。伊豆に旅行行って鮮魚を食べても、なんだか締まりがなくて。ぬるいって、別に温度の問題という意味じゃなく、だらんとした感じ!」




福岡は飯が美味い、ってのをラーメンやもつ鍋や水炊きを食ったくらいで語って欲しくないとは言ったが、僕なら1番に鮮魚を挙げる。

本当に魚が美味い。桁外れに。





カワハギの吸い物。







声入っちゃったごめんよ。







こちらの店は、友人の行きつけ。

ご夫婦で切り盛りされている。

夫婦経営のお店って、片方癖強いか、どっちも癖強くて「うちが気に食わないなら出て行け」オーラのシナジーが凄まじい店もあるが、こちらはお二方とも穏やかで素敵な接客。








ビール党の彼女に泡が好きだと話したら、僕に合わせてボトルを入れてくれた。

きぃぁぁぁあ美味い!







こちらも季節もの。

若竹煮。







房に入ったヤングコーンなんて初めて。






いい色に焼けた空豆としいたけと。

岩塩で。







最後、何かこってりめのものを…と、牛肉の…イチボじゃない、テールだっけなんだっけ…と、とんかつどっちにしようとゆうことになった。





無類のカツ好きでカツサンドはよく食べるが、普段定食とか食わない(というか昼飯を食わない夜も定食は滅多に食わない)もんだから、とんかつを食べる機会は少ない。

てなわけで、迷わずとんかつに。

そして期待凌駕。



青唐辛子と塩と辛子が添えられたが、僕はダクダクにソースをつけた上で青唐辛子を。



なんていい鹿児島の黒豚。

いい油だからか(もたれてもいいけど)もたれない。

そして、僕の大好きなガリッガリ!



半分こしたけど足りないなと思ったが、こう写真で見るとそこそこあったのだな。

ペロリだった。





おまけでついてきたお稲荷さん。

おいひー。




友人とその娘さんは、こちらでおせちを頼んでいるそう。

絶対美味いじゃん。

全国配送してますよ、と言っていたので、来年元旦は僕もオーダーしようか真剣に悩んでいる。

一緒に食べる人がいないのがネックだが、そんなもん要らない僕じゃないかとすぐに思い直した。




まだまだ続く。




野一色