喫茶店カラスとララバイした僕は、そのまま電車に乗り、名古屋の高級住宅地らしい(田園調布?成城?白金台?また東京とは絶妙に異なるのだろうが)ここ、覚王山へ。





名古屋人でなくてもスイーツ好きなら知る人ぞ知る柴田氏のお店。百名店。



氷の暖簾が目立つが、中はこじんまりながらもとても綺麗。
15分ほど待って、案内された。


待っている間にショーウィンドウを左から右、右から左と18往復くらいした。

決まらない。






常にスイーツはデカさで勝負、見た目よりデカさ、フルーツキラキラより、生クリームだくだくスポンジ分厚めチョコたっぷりが好きな僕。



チョコバナナの大きめなケーキか、スポンジ多めの王道ケーキかシュークリームか…




店員男性に、シバタ初めてなのでこれぞシバタ!を食べたい、とオススメを聞いてみた。


店員「あーちょっとそうですね…(困り顔)。こちらやこちらが季節限定で今月末まででございます」



…王道を尋ねて、もうすぐ立ち消える商品ばかり紹介するとはどうなんだろうと思うが、それを差し置いても、全てさっぱり系ケーキなので僕的に射程外。




迷い迷って、やっと決めた。




この解説が素敵だね。











どん。












ジャポネだったかな。

ホワイトチョコ、中はピスタチオムースとホワイトチョコ、そしてビスキュイ。

上にベリーソース。












一点の曇りもない真っ白。芸術。

そして日の丸弁当。

君が代。









オリンピックを意識した作品なのかな。

日の丸もそうだけど、なんか、なんというか、地方の土産物屋にある、悪趣味で下品なあのプリンを想起させる…(世界のシェフへの冒涜…申し訳ない!僕の認知が歪んでいるために!)。








それでもこれにしたのは、大好きなホワイトチョコとピスタチオのコンボで、がっつりガツンと甘かろうと期待したから。




片手で切ろうとしてチョコレートが上手く切れず、うううぅぅ…一旦中止、の図。










や、この美味しそうな生地のやわさ、伝わるか。









断面。

んー、たまらん!

変なもの使ってない質の良さが一口で伝わる。上品、濃ゆい、量は足りない!











周りは、"名古屋セレブですわよワインクーラーでシャルドネ冷やしてお友達とシバタで優雅な昼下がりですわよ楽しく喋ってますけど横の奥様より私の方が豊かな暮らししてますし今は産休中ですけど職場での肩書きは常に名札つけて歩きたい気分ですわよ旦那の社会的地位が高いことはもちろん"な方々がたくさん。



もちろん、全部、暇な僕の妄想。


しかし、僕の知る限り、僕のあれやこれやを折に触れて自然体で褒めてくれるのは激美人ばかり。

僕に対してに限らず、往々にして"そうでない方々"ほど、

「ゆうて大したことないくせに。見た目も中身も。絶対に認めるもんですか褒めの言葉なんか言いませんよ。少なくともあなたよりは私の方が諸々上ですから」という風が見え隠れする。

だから不美人は嫌いなのだ。



ちなみに、激美人(本音を言えば、不細工でなければ普通なら全然好きだ)からなら、罵られようが騙されてるな金をちょろまかされてるなと感じようが、全て包容してしまう。美しいは正義。




そんな僕に、最近友人が

「さすがにそれは病院行った方がいい」とたしなめてきた。さもありなん。





あ、耕平たん!







名古屋編終わり。
楽しみ尽くした2日間だった。