忙しい。




というと、なんですぐ「仕事で忙しい」と思われるのでしょうね。
忙しい理由なんて様々でいいはず自由なはずで。
声優の追っかけで忙しいも、女のケツ追っかけて忙しいも、立派な忙しいだ。尊重されて然るべきである。



僕はというと、好きなこと好きなもの好きな人が星の数ほどあって、どれもそれぞれ全力で愛情と情熱を注いでいるので、身体がいくつあっても足りない。




先日、"余命いくばくと宣告されたから、せっせと趣味のコレクションに精を出している"というオッサンに会った。
僕もそれと同じような…といったらさすがに失礼かもだけど…似たような生き急ぎ方をしている。それは最近始まったことではない。遠い未来の目標のために、苦しくても耐える、なんて時間は1秒も費やしたくない。せいぜい、来週のため、くらいが限界だ。
だって、苦しんで苦しんで、夢を叶える前に死んで、苦しいだけの人生なんて死んでも嫌だから(日本語がおかしい)。



勉強だって仕事だってなんだって、「ちゃんとやる」ことと「どう感じながらやるか」は別物で、苦しみながらやらなければならない理由はない。
普通の人がつらいと思うことをワクワク感じて、何が悪い。そして、余暇を、余命いくばくかの如く全力生き急いで、余す所なく堪能することも、憲法上保障された権利だ(多分13条あたり)。




美味いものを1人ゆっくりちゃんと堪能する、ということも、これまた保障された権利であり。








やたら有名パン屋の多い、歌舞伎座裏のエリア。
喫茶アメリカン、YOUと並び、ここも有名なのに未開拓だった。














外観からしてたまらねぇぜ。
肉屋さんなのかパン屋さんなのか、おそらく前者じゃないかというような店構え。
















コロッケって、どうしてあんなに美味しいのでしょうね。
パンは食パンかコッペパン、具材はコロッケ、メンチ、ハムカツ、豚カツと選べる。
ハムは割とダメなのと、コロッケの頭できたので、具材はコロッケに即決。
パンは悩ましいが、食パンの方がボリューミーそうだったので、昼飯を基本食べない僕は、コッペパンにした。




とってもとっても感じのよいおじさんとおばさんが、揚げたてを入れてくれた。






袋もかわいい。















どこか腰掛けて食べる場所もなく、かといって、みすみすふにゃふにゃになるのを待つべく持ち帰るなんて言語道断、コロッケに失礼。
なので、下品に脇道でガブリと。














コロッケが全然見えない。
仕方ないので、頑張って描写するが、もうとにかく全て美味しかった。
程よく塊の残ったじゃがいも、ちゃんとザクザクの衣、結構多めのソースと、甘くてふあふあのコッペパン。や、これはやはり食パンよりコッペパンだな!








ただ、これはどーにもこーにも、買ってすぐ食べないと美味さ半減どころか9割減。
銀座サンドのたまごサンドもそうだが、その場で食せないけど出来立てを提供してくれちゃう系は悩ましい。